日記・コラム・つぶやき

すぐ死ぬんだから

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「すぐ死ぬんだから」終活なんてい一切しない。それより今を楽しまなきゃ。

内館牧子さんがお書きになった本の内容だ。上野駅の構内にある本屋さんの店頭に平積にされていた。表紙が、超素敵だったので、思わず手に取ってレジに。スイカで購入。

主人公のハナさんは78歳。60代まではまったく身のまわりをかまわなかった。ところがある日実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲って近くのマンションで優雅な老後を過ごしていた。

「すぐ死ぬんだからお洒落したって仕方がない」、「すぐ死ぬんだからどこにも行かない」、「すぐ死ぬんだから楽なのが一番」。おおかたの高齢者はこのように思うらしい。

私は、「すぐ死ぬんだからお洒落して気の合う仲間とのお喋りを楽しみたい」、「すぐ死ぬんだからイルカと泳いでみたい」、「どうせ死ぬんだからジェット機でオーロラをアラスカまで行って見たい」。

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20年経ちました。

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「おかげさまで料理人という仕事を始めて20年経ちました。これも皆様のおかげです。これからもよろしくお願いいたします。」娘がインスタグラムに投稿した。

コロナ禍をやっと乗り越えてグラナダの「レストランテマサエ」は、9月3日に再オープンできた。9月4日「ママ~!常連のお客様がいっぱいきてくれたよ~!」「よかったね~!ありがたいね~!」「今日は13時間も働いたよ!」「ママだってね、あなたの年齢のころは、15時間くらい働いたよ、若い時はみんな寝る間を惜しんで働くもんだ」

この会話を聞いていた私の息子である彼女の弟は、「それ、言ったらお姉ちゃん、可愛そうだよ」「なんで」「だってさ、麻子さんの仕事とお姉ちゃんの仕事は質が違うよ」「どう違うの」「お姉ちゃんは料理人で立ち仕事だよ」「それがなに」「麻子さんは椅子に座っての仕事でしょ」「確かに、今はね、でもね若い時は登記所巡りで肉体労働だったよ」。今は少し楽しているけど、30年前は私だって、、、

40代の娘に70代の母親は、「まだまだあんたには負けないよ!」

 

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ラインに、こんなチラシが送られてきた。スペイン語でなんだかよくわからないけど、料理コンテストに挑戦するようだ。「なんでもいいからやりたいことをやってごらん、人間必ず死ぬしいつ死ぬかわからないんだから」

私だって、すぐ死ぬんだからやりたいことをやる。

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彼岸花

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線路脇こんなところに彼岸花

いつもの通勤路の山手線の線路脇に彼岸花が咲いている。今日は9月23日。いつものように事務所に来てきまった。なんだか事務所にいるときが落ち着く。電話もない、来客もない状態に慣れてしまったようだ。コロナのおかげか年齢のおかげか、ありがたいことだ。

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彼岸花は別名、曼珠沙華ともいう。マンジュシャゲとは、赤い花をあらわす梵語であるという。田のあぜや土手などに群生する。人間の生活圏に自生し、山の中などにはない。

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「結いあげし髪のごとしや曼珠沙華」(椎橋清翠)組みひもで作ったような素敵な花弁に見とれてしまった。別名、幽霊花ともいうらしい、幽霊って綺麗で妖艶なんだろうか。会ってみたいものだ。

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宵待草

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パラオリンピックが終わり、菅総理が次期総裁選に出馬をしないこととなり、河野さん、岸田さん、高市さんが総裁選に名乗りをあげた。もしかしたら、日本で初めての女性総理が誕生するかもしれない。

今朝も五反田駅まで歩いた。昨晩の雨も上がりかすかに青空が。道路脇には宵待草が咲いていた。思わず、竹久夢二のあの歌詞が浮かんできた。「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ、今宵は月も出ぬそうな」

今日ははや9月15日、「今はもう秋、だれもいない海、寂しくとも寂しくとも死にはしない」こんな歌があったような。

義兄が突然に私の目の前で亡くなってから丸三か月が過ぎた。「寂しさも薄れゆくかな宵待草」

 

 

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母の命日

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早いもので八月も終わりだ。8月31日は母の命日だ。母が亡くなった日も暑かったが、今年のような危険な暑さではなかった。コロナで外出は控えパラ競技のテレビ観戦とで、「なまけもの」状態だ。ゆでガエルになりそうだ。

先日、友人のお父様がお亡くなりになったので、相続の諸手続きのことで事務所までお運びいただいたその折に、イギリス在住のブレンディみかこさんが、2019年にお書きになった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本のことを教えてもらった。

イギリスの公立中学に通う息子(ハーフ)の日常的エピソードから、格差や差別、友情などを描き出したものだ。読み終わって、スペインのグラナダにいる私のハーフの多感期に入った孫娘のことが気になってしまった。

約3か月前から、彼女は父親(スペイン人)の家で暮らすことになった。娘からは、「スペインは共同親権だから今まで母親の家で暮らしていたから、次は父親の家で暮らすようになっただけ」。「へぇ~そうなんだ!」

娘と孫娘とのやり取りを娘から聞いて、「あらそう、貴女はもっとひどいことを私に言っていたわよ」「そうだったかな?」「そうよ」。更年期の母親と反抗期の孫娘のバトルに対して、さらりと、流していた。

しかし、孫娘は、スペイン人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフだ。まさに彼女はイエローでホワイトで、かなりブルーなのだ。ホワイトの父親の家庭で過ごすことを選んだ孫娘の心境を想像すると、私もブルーな気持ちになってしまった。

天国にいる母にお願いしよう。「私と娘と孫娘を見守っていてくださいね」。

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朝の通勤道にピンクの彼岸花が咲いていた。今年も残すところ4か月、「いろいろなことがあるけれど、明日はどうなるかわからないけれど、いろんな人がいるけれど、いやなこともあるけれど、今日一日はあかるいこころで笑顔でいよう」。

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すなお

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嫁からラインに孫の写真が送られてきた。小学校2年生になった。ローヤルブルーのランドセルを、孫のランドセルは、おばあちゃんが買うものだという世の中の風潮に逆らえず、私が銀座のお店で購入させられてから丸2年経っている。孫の「麻子バーバーが好きなローヤルブルーが僕も好きなんだ!」の一言が、今でも耳に心地よく残っている。

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「素直になろう~!直太郎君!勉強好きになろう~!」「麻子バーバーもね!」

 

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蓮の花

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私の事務所から歩いて5分のところに、不忍の池がある。朝8時に行ってみると、蓮の花が咲ききったところだ。蓮の花は泥水にしか咲かないくて3日で散る。

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この蓮の花は2日目かも、明日は散ってしまうのだ。

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これから咲く蓮、咲いている蓮、咲き終わった蓮が真夏日のなか夏空に向かって泥沼に凛として立っている。羨ましい限りだ。

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被成年後見人のおじいちゃんが、お世話になっている特別養護介護施設でお亡くなりになった。朝6時に私の携帯電話に「〇〇さんが昨夜いつものようにご就寝されたまま朝方おなくなりになりました。すぐにお迎えに来てください」「はい!わかりました」いつもお願いしている葬儀屋さんに連絡をして、葬儀社の冷蔵庫に入れていただいた。お身内に連絡をしても一切応答なし。成年後見人の業務は被後見人の死と同時に業務終了となってしまう。しかし、夏の暑い中、いつまでも冷蔵庫にお世話になるわけにはいかない。 東京家庭裁判所から火葬許可の審判書を得て、私ひとりでお見送りをした。おはよう!と声をかけたくなるような穏やかなお顔に、「お疲れ様でした」と、ご挨拶ができたことに感謝。

「死は残されたもののためのある」。区役所からの依頼で成年後見人に就任してからの書類を整理していると、色々なことが思い出される。「今はちょっと寂しいけれども、そのうちに私もそちらに行きますので、またお会いしましょう~!」。

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雲にのりたい

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雲にのりたいやわらかな雲に

おひさまが天から降りてくるような炎天下、義兄が好きだった賛美歌を牧師先生の奥様の伴奏で歌って、義兄の納骨式が高尾の東京霊園にて行われた。10年前に亡くなった二女の遺骨の隣に仲良く並んで納骨された。

青空には、やわらかい雲が。

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慈しみ深き友なるイエスは 罪と咎憂いを取り去り給う 心の嘆きを包まず述べてなどかは降ろさぬ終える荷物を

慈しみ深き友なるイエスは われらの弱気を知りて憐れむ 悩み悲しみに沈める時も祈りに応えて慰め給わん

慈しみ深き友なりイエスは 変わらぬ愛もて導き給う 世の友われらを棄て去る時も祈りに応えて労り給わん

 

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天が与えてくれた素晴らしい贈り物

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今日は、6月12日の未明に義兄が箱根のホテルで天国にひらりひらりと旅立ってから1か月経った。毎週週末は姉の家で、死後のやらなければならない煩雑な作業を手伝っている。義兄の書斎に入って机の引き出しを空けるときに、私は姉に「ねぇ~変なものが出てきたらどうする?」「変なものって何よ」「知らない女の人とその人との子供と一緒の写真とかさぁ~」「それは絶対ない」「そうかなぁ~!彼はマメで優しかったから。」「絶対にない」。

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机の引き出しから雑誌の記事のコピーが出てきた。「死」は天が与えてくれた素晴らしい贈り物。篠原医院の院長先生によると、「人は死ぬ瞬間は、脳にエンドルフィンという物質が大量に出て恍惚状態になります。夢見心地な状態で旅立つことができるので苦しくはありません。

義兄はこの記事のおかげで死にたいする不安が和らいだのかもしれない。

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箱根の紫陽花

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紫陽花やきのふの誠けふの嘘(正岡子規)

6月11日に、箱根登山鉄道に乗って箱根湯本駅から宮ノ下駅まで姉夫婦と姪と姪の娘と一緒に沿線に咲き誇っている紫陽花を楽しんできた。

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ピンク色の紫陽花が。

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宮ノ下の駅のホームにも紫陽花が。

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ここには青色の紫陽花が。

その後、箱根のホテルにチエックインをしてゆくりと温泉につかり。美味しい日本食と美味しい日本酒をいただき楽しい夕べを過ごした義兄は、私に「後のことはよろしく頼む」と、言い残して、トイレに行きオシッコをして、気落ちよさそうな顔で、まさに「はい、さようなら」姉に抱きかかえられて12日の未明に天国に旅立っていった。急性心筋梗塞、享年79歳。まさに眠るような死だった。嘘のような本当の出来事だった。

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義兄はひらりひらりと天に昇って逝った。これからは光となって、いつも残された私達をみ守ってくれるにちがいない。

 

 

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