旅行・地域

日の出

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海つばめ日の出に肺を清めたり(阿部みどり女)

熱海の海岸を歩いていると、海の面しているホテルの入り口には「空室あります」の看板が。「いつ死ぬか分からないし、そのうちといううちもないおひとり様なんだから」と、泊まることにした。

ホテルの部屋の真ん前には初島が。熱海からの初島行きの運航船がゆっくりと航海していた。風呂にて汗をながしたあとは、まずビール。「優雅なおひとりさまにかんぱ~い!」。

夕食後、うとうとしていると、窓の外には空一杯に花火が。なんと、熱海の花火大会だったのだ。「ラッキー!」

早寝早起きが身についているおかげでこの日も日の出前に目が覚めた。カーテンを開けると目の前には

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思わず、手を合わせた。

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水平線から朝日が昇ってきている。

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最上階にある露天風呂からは海に写る光の道が見えた。なんだか目頭がじわっとしてきた。心にべったりとついてしまっている垢が少し取れたようだ。

「光と海つばめ」で、思い出した詩がある。坂村真民先生の詩「鳥は飛ばねばならぬ人は生きねばならぬ」だ。 

「鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ 怒涛の海を飛び行く鳥のように混沌の世を生きねばならぬ 鳥は本能的に暗黒を突破すれば光明の島に着くのを知っている。そのように人も一寸先は闇ではなく光であることを知らねばならぬ。」

 

 

 

 

 

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金色夜叉

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5月15日は、仕事で熱海に出かけた。流石に新幹線の自由席もガラガラ状態。ありがたいことに仕事が想定外にスムーズに終わったので、折角来たのだからと、おひとり様で熱海の海岸を散歩した。

「熱海の海岸散歩する、寛一お宮の二人ずれ、共に歩むも今日限り、共に語るも今日限り」懐かしいフレーズが。前と後ろには、若い二人ずれが手をつないで散歩している。「いいなぁ~!」。

銅像の前に行ってみた。下駄でお宮さんが足蹴りにされている。「痛かっただろうね~!」

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なんと、尾崎紅葉の顔の写真が石に貼り着けられていた。メガネを外して近寄ってみると、「端正な、私の好みのイケメン君」が、36歳にして亡くなってしまった尾崎紅葉だ。まさに「美男子薄命」

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これは、2代目お宮の松。

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熱海の海はおだやかだ。

気になって、ネットで調べてみると、「金色夜叉とは、愛欲と金銭欲との葛藤を描いた尾崎紅葉未完の明治時代の小説」。尾崎紅葉が執筆中に亡くなっていなければ、どのような展開になったのだろう。それにしても「金色夜叉(富と鬼)」という題名が、なにやら生々しい。

暇なので、この小説の「あらすじ」を調べてみた。以下引用。

貧乏学生の貫一は宮と許婚であったが、宮は貫一を裏切り金持ちの男と結婚することになった。貫一は月の輝く夜、熱海の海岸で宮と会い、その話を聞き怒りに震えます。そして、「来年の今月今夜、俺の涙で必ずこの月を曇らしてみせる」と叫ぶ。許しを購う宮を履いていた下駄で蹴る。その後、貫一は復讐のために高利貸しとなり、大金持ちになる。宮は、成功した貫一に許しを講う手紙を送り続けるが、貫一は開封しなかった。しかし、時が経ち貫一が宮からの手紙を開封するようになった、というところで終わっている。

「下駄で、女を蹴る男なんていやなやつなんだろう」と、銅像を見て、一瞬思ったのだが、「お宮さんって、お金持ちの男が好きなだけじゃん!?蹴られてもしょうがないじゃん!」。

 

 

 

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禅寺そば

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わさび沢のワサビを見たあとは、禅寺そばを食べに。「やっているのかな~!」と、おそるおそる戸を開けると、私と同じくらいの年配のおばあさんが、「いらっしゃ~い!」と、元気な声で迎えてくれた。早速に趣のある土間に案内してくれた。「なにがお勧めですか?」「ここにきたら禅寺そばよ」「では、それをお願いします」。

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修善寺で厳しい禅修行を強いられる僧侶たちが、断食のあとや満願の朝、山野をかけて山菜を積み、山芋を掘り、そばを打って食べた。それ以来、この地でソバを食すと修行僧と同じ功徳があるといわれ、修善寺参詣の善男善女は蕎麦屋に立ち寄っんだとさ。

禅寺そばの食べ方は、

1,食する前に合掌する。

2,ひょうたんの上段にあるつゆをちょこにそそぐ。

3,胡麻と生山葵をすりこ木ですってから薬味と一緒につゆのなかに入れる。

4,ソバを山菜と一緒に食べる。

5,ひょうたんの下に入っている味がついているとろろでソバを食べる。

元気なおかみさんは丁寧に説明してくださったあと、私の顔をみて、「おいしいビールはいかが?」「はい!ぜひお願いいたします」。

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美味しくいただいた。ところで、修行僧たちもこんなに美味しいビールを飲むのかなあ~!

お店は14時閉店で、昼しかやっていない。「まだやってますか~!」お客さんが入ってきた。おかみさんは、「ごめんね!もう終わりなの、また来てね!」「はい、わかりました」「ちょっと待って、これ持ってって」おかみさんは、わさびを3本ビニールの袋に入れて渡した。

お会計のときに、「おかみさん!何年この商売やっているんですか?」「そうね~!嫁にきたときからだから50年かな」「ということは、おかみさん昭和25年生まれかな」「なんでわかるの」。「やっぱり、私と同じ」。同級生に会ったようにような気分に。

「おかみさん!あと何年働くの」「死ぬまでよ」「私もよ」。禅寺そばのおかげで修行僧とおなじ功徳をいただいた。

 

 

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浄蓮の滝

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天城越えとは、天城峠を歩いて越えること。車で越えてきたから天城越えとはいわないのかも。

「隠しきれない移り香が、いつしかあなたに浸みついた、誰かに盗られるくらいならあなたを殺していいですか」石川さゆりさんが歌われている歌詞を解説してみる。自分以外にも女のいるダメウンズ君を殺したいくらい愛してしまった。

「寝乱れて隠れ宿九十九折り浄蓮の滝、舞い上がり揺れ墜ちる肩の向こうにあなた・・・・山が燃える、何があってももういいのくらくら燃える火をくぐりあなたと越えたい天城越え」

九十九折とは、勾配で急カーブの折り返しで連続している山道のこと。浄蓮の滝は天城峠にある滝。身体を重ねるしょうもない男の肩越しに見えた天城峠の山が、紅葉がまるで燃えているように見えた。女は、自暴自棄状態。なんなら心中してもいい。

「口を開けば分かれると、刺さったまんまの割れ硝子、ふたりで居たって寒いけど、噓でも抱かれりゃあたたかい」

なんだかよくわからない。そんなことあるのかな~!この詩の主人公の女の人には、夫も子供もいて、「ダブル不倫旅行」だったりして。妄想がどんどん膨らんできた。

「走り水迷い恋 風の群れ天城隧道(天城トンネル)わさび沢隠れ道 小夜時雨寒天橋」

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「恨んでも恨んでも躯うらはら、あなた山が燃える 戻れなくてももういいのくらくら燃える地を這って、あなたと越えたい天城越え」

情念の世界だ。作詞家の吉岡氏に、おもわず、「あっぱれ!」車のない時代にもどって歩いて、誰かと天城峠を越えてみたいものだ。

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天城越え

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伊豆に来たなら浄蓮の滝を見ずしてかえれないでしょうよう~!と、いうことで、運転手さん(私の長男)に命令して浄蓮の滝を見に行った。

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浄蓮の滝の不動尊にお賽銭を少々入れて

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説明書を遠くから眺めて

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滝が見えた~!

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碑も見えた~!

浄蓮の滝の前には、なんと、あの石川さゆりさんのヒット曲「天城越え」の歌碑が祀られていた。

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あたみ桜

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梅のあとは桜でしょう~!せっかく熱海に来たんだから、あたみ桜を一目見に行こうということで、レンタカーにて糸川の遊歩道に。Img_4548

駐車場が見つからずに、モタモタ、キョロキョロ。

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あっ!あたみ桜だ!

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「あたみ桜」は、明治初期にイタリア人の「手に「よってレモンやナツメヤシと共に、熱海に伝わったとのこと。開花時期が非常に早いの特徴で、沖縄のかんひザクラとほぼ同じ1月に開花する。コロナ禍のこんななかでも桜咲く。有難い。

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あたみ桜は、一つの「枝に早期開花の芽と後期開花の芽の2種類も形成しているために約1か月以上も咲いているので、長く楽しませくれる。

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成年後見人の仕事は、病院や施設に行くことが多い。この日は施設から病院に入院してしまった被後見人の入院手続きにやってきた。来るときは気が重かったのだが、帰りは梅も桜も両方とも見られて心はほっこり。ご褒美をいただいた。

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戦場ヶ原

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湯滝をあとにして、いよいよ戦場ヶ原へ。貸し切り状態だ。

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この地は、中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれている。昔は神様も戦争をして、群馬が負けて栃木が勝ったんだね。いずれにしても男体山を背景に雄大な湿原に感謝。

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帰りは、華厳の滝を上から眺めて

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日光に来たんだからと、湯葉いりの暖かい蕎麦をいただいた。

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お腹がいっぱい、こころも幸せいっぱいだ。最後は、日光市営の日帰り温泉の露天風呂でしっかり汗を流した後は、もちろん日光ビールをいただいた。レンタカーをお返しして東部線で浅草まで。楽しい日光の日帰りの旅と、ずーと運転してくれた息子にも感謝。

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湯滝

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金谷さんのところで、美味しいコヒーとチコレートケーキをいただいた後は、湯滝へ。、滝つぼの観漠台から見上げる滝は、見ごたえがあった。

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人っ子ひとりいない。

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ここで、熊に襲われたらどうしよう~!

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熊笹から、熊がでてきたらく「くまっちゃう」かな(・・?)熊も鹿も人も出てこなかった。残念。

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マグロ丼

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城ケ崎海岸では、若い男性がイケメン君をモデルに撮影をしていた。「メイアイテイクアピイクチャ」「シュア~」「イズイットオッケー、イフアイポストデスピクチャー、マイブログ」「オブコース」

「やったー!」一瞬にしてイケメン君の写真が撮れた。ひとりでにやにやしながら眺めている。レバノンの遺跡で撮らせてもらったイケメン君と同じタイプだ。歳をとっても好みは変わらないんだ。

いよいよ、「まるつね」さんへ。予約なしで待たずにお店に入れた。早速に「美味しいビールと本マグロ丼を注文」お店のお姉さんが、「特性のチラシ寿司丼も美味しいですよ」との、お勧めがあったので、それも注文。お腹も心も満たされて幸せを満喫。借りた自転車は、500円払って、市場のなかの自転車やさんに返却して、帰りはバスに乗り、三崎口駅に。ラッキーなことに京急の特急にすぐに乗れて、目黒駅には、15時45分に到着。家に帰って風呂に入り、筋肉痛にならないようにマッサージをした。楽しい一日に感謝。

 

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城ケ崎海岸

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11月7日天気予報によると、「朝のうち曇り午後から曇り」とのことだったので、朝8時に目黒駅を出発、品川から京急線に乗り換えて三崎口まで行った。

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駅の看板をよ~く見ると、「三崎マグロ駅」そうだよね、マグロだよねぇ~!美味しいマグロを食べたい。まだ10時、「うらりマルシェ」まで、歩いていくか、バスでいくか。

目の前にレンタルサイクリングの看板があった。早速覗いてみると、私よりも若いおじ様が笑顔で手招きしている。「城ヶ島まで自転車で行きたいんですが、私でも自転車貸していただけますか」「はい、料金さえ支払ってくれれば貸すよ」「では、貸して下さい」3時間利用で、900円、1日利用で1600円」「3時間でお願い致します、が、万が一ここまで3時間で戻って来れなかったら、途中で乗り捨てることはできるんですか」「出来ます、但、乗り捨て料金として500円支払って下さい」「了解です、有難うございます」。Img_4037

ヤマハ電動アシスト自転車に乗って、三崎口駅を出て、横目で大根畑を見ながら、後ろからくる車にぶつけられたらヤバイことになる。「自転車に乗っていたおばあさんが、車と接触して大怪我をした」なんて、ことにならないように、真剣に走った。ゆるくて長い坂道や少しきつい登り坂を上がったりくだったりしたあとは、城ヶ島大橋を渡り、城ケ崎海岸に着いた。曇り空と白い波しぶきのコラボが趣がある。汗ばんでいた身体には、海風が心地よい。

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