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2024年2月

梅ことごとく

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崖急に梅ことごとく斜めなり(正岡子規)

水戸黄門ご一行様と無料にて写真を撮って貰った。「有難うございました!冥土の土産にいたします。」

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茶屋でいただいた梅酒のおかげでほろ酔い気分になったので、帰りは崖をそろりそろりと下ってきた。崖の途中に石碑が。

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平地に戻ってきたら、石碑の解説の看板が。正岡子規の俳句の説明。正岡子規って天才だったんだ。

ところで、正岡子規と夏目漱石が仲良しだったらしい。そこで、グーグルで調べたみた。

「正岡子規は、明治時代の文学者で34歳で亡くなった。16歳で松山中学を卒業後、上京、17歳の時に東大予備門に入学、この時に出会ったのが、「生涯の友」の夏目漱石だった。23歳で東京大学文学部哲学科に入学した。」やはり天才だ。

夏目漱石といえば、私の駒沢にあるアトリエには、夏目漱石が明治39年に描いたとされている絵がある。

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夏目漱石は小説を書いて絵も描いて、俳句も作っていた天才だったんだ。

 

 

 

 

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梅詣

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夫れ梅の物たるや 華は側ら雪を冒し 春に先立ちて 風騒の友となる「種梅記」

三連休の最終日に2月10日からスタートした水戸の梅まつりに行ってきた。朝7時10分に目黒駅を出発、品川駅から仙台行きの7時35分発の特急列車に乗って水戸駅まで。

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9時20分に水戸駅到着。駅前に鎮座している水戸黄門様と助さん角さんの銅像にご挨拶を。

駅前でレンタカーを借りて、偕楽園へ。

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偕楽園では、ミス梅娘が「よーこそ!」と笑顔で迎えてくれた。

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いただいたパンフレットによると、「偕楽園は、金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本の三名園のひとつに数えられ、1842年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公によって造られた。【偕楽園】という名前は、「古の人は偕に楽しむ、故に能く楽しむなり」という中国の古典『孟子』の一節から名づけられた。

字ずらを追ってみると、人偏に皆とかいて偕そのあとが楽の園となる。そうか!「人々が皆で楽しむところ」なんだ。

園内には、約100品種3,000本の梅が植えられており、早咲き・中咲き・遅咲きの梅があるのだそうだ。人間も同じかも。となると私はまだ咲いていないからこれから咲くかも、、、。どんな花が咲くか楽しみ、楽しみ。

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お茶やさんで梅酒をいただいた後には、水戸黄門さま御一行様から、「一緒の写真をとりましょう~!」と声をかけて頂いた。思わず「おいくらですか。」(お里が知れてしまいました!)

後に見える素朴な建物は、「好文亭」。斉昭公が建設位置から意匠に至るまで、自ら定めたといわれている。斉昭公は、ここで家臣や領民を招き、詩歌や養老の会を催したとのこと。優雅だったんだ~!

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初雪

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初雪や呑んでないのに千鳥足

立春が過ぎた途端に雪が降ってきた。アダモの「雪は降るあなたは来ない」という疾っくの昔にカラオケで歌っていた頃を思い出して口ずさんでいると、息子が事務所の私の部屋に突然やってきた。「なに食べたい。」「鮨」

外に出ると、雪がしんしんと降っていた。歩いて1分の鮨やさんへ。いつもなら並んで待っている人達がいるのだが、すぐ入れた。カンターに座ると、いつもなら私は先ずビール、息子は水なのだが、ふたりともお茶をお願いします。

電車が止まらないうちにそそくさと帰った。雪が降ったから息子がきた。

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美しい方

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凛と咲くこの紅梅のこころざし

かの国の副総理が、外務大臣としての手腕を高く評価する内容の話をする過程で、「そんなに美しい方とは言わんけど」「おばさん」などと発言したことに対して、くだんの大臣は、「どのような声もありがたく受け止めている」と大人対応した。因みに彼女は70歳だ。きっと今まで、この程度のことあるいはもっと酷いことを言われていたのだろう。思わず「さすが~!」

ところがである。50代、60代に女性の議員さんからは、『毅然と〈おかしい〉と指摘することこそ大人対応だ。』との意見がある。

私と同年代の友人は、「私達は、なにを言われても我慢さえすればいいと思っていたけど、そうじゃなかったかもしれない。変なおじさんに、言うべきことをきちんと言わなかったから、いつまでたっても、変わらないのかも」

岸田文雄首相は、「性別や立場を問わず、年齢や容姿を揶揄し、相手を不快にさせるような発言をすることは慎むべきなのは当然のこと」。副総理は、「表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯に受け止め、発言を撤回したい」。

副総理には、マザーテレサの言葉を送りたい。

「思考には気を付けなさい、それはいつか言葉になるから。言葉には気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」

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初春歌舞伎公演

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初春や障子に残す別れ歌

初台にある新国立劇場で行われている初春歌舞伎公演に行ってきた。昨年の10月に半蔵門にある国立劇場が建替えのために閉鎖したために、新国立劇場で歌舞伎公演が行われることになった。

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第1部は、「梶原平三誉石切」鶴ケ岡八幡社頭には、平家の武将・梶原平三景時に、母親であるあの品のあるお顔立ちの女優さんの息子さんの尾上菊之助が。美男美女の元に生まれた子供は、最近言われている「親ガチャ」では、まさに「当たり~!」

因みに、この作品の原作は『三浦大輔紅梅』で、人形浄瑠璃で演じられて歌舞伎に移された古典作品だそうだ。華やかな舞台を堪能させてもらった。

第2部は、「芦屋道満大内鑑』葛の葉(実は狐)を演じたのは中村梅枝で、その優美な姿に目が釘付け。わが子との別れの和歌を障子に残す「曲書き」の大胆な筆運びには感動。お父上は中村時蔵だ、やはり「遺伝子」は凄い。

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白梅

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しら梅や寒波の雲と老女かな

出袋で出番がやっとやってきた。箪笥の引き出しから、25年前にローマに留学していた娘に会いに行った時に購入した紫色の手袋とスカーフを取り出して、ホッカイロをお腹と腰に貼ってと寒さ対策をしっかりして浜離宮に行ってきた。

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150円の入園料を払って、中に入ると菜の花の黄色が目に飛び込んできた。

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菜の花畑の脇には、紅梅が咲いていた。

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たった150円で、こんなに素敵な花たちが鑑賞できて「しあわせ!」誰かが言っていた「幸せはなるんじゃなくて味あうものなんだ!」

暖かな春がそこまでやってきている。庭園を一回りして帰り道には、老木に白梅が咲いていた。老木に老女。「いいじゃん!」

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