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2023年9月

利尻島へ

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フェリーにて礼文島から利尻島へ

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お天気はいまいちだったが、乗ること40分で沓形港へ。礼文島からの便は夏のみなんだそうだ。

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翌朝は、いつものように5時起きをしてペシ岬が見える丘へ。素晴らしい朝焼けに心が洗われる思いがした。ペシ岬は鴛泊の湾のすぐ側にある標高93mの岬だ。

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海辺には、ウニ取りに出かける地元の人がいた。厚かましく「これから出かけて何時ごろに帰ってくるんですか」「時間、わかんねいなえ~!、この船いっぱいになったら帰ってくる」。若者は、威勢よく出かけていった。

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私より少し若そうなおじさんは、「おれは、この辺で1時間頑張ってくるから」。「では、一時間後にここで待っています。」

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大漁のウニを載せておじさんは戻ってきた。奥さんと思われるおばちゃんがにこにこして待っていた。羨ましい~!もし、人間に生まれ変われたらこんな生活がしてみたいものだ。

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北のカナリアたち

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なかよしの花をさかせよう。

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学校の玄関に入ると、目の前に吉永小百合さんと6人の子供達のパネルが。 

「北のカナリアたち」は、湊かなえ氏の短編集「往復書簡」の中の「「二十年後の宿題」が、2012年に映画になった。北海道の分校で小学校の教師だった河島はるは、6人の教え子たちと過ごしていたが、ある日悲しい事故がきっかけで、はる先生は北海道を離れた。その後、成人した6人の「うちの一人が事件を起こしてしまったことから、はるは北海道に戻り、教え子一人一人と再会していく。

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この映画は、大勢の人達が関わって製作された。ネタバレによると、あの吉永小百合さんが不倫の妻を、夫に柴田恭兵さん、恋人に仲村トオルさんだ、ふたりのイケメン君を相手に、、、。羨ましい限りだ。

でも、こんな言葉を思い起した。

「生まれつき美しい人は運がいい。年齢を重ねて美しい人は生き方がいい。」諦めるのはまだ早い。                                                                                                                                                                                                                                                                      

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北のカナリア

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つよい子まなぶ子元気な子

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雨がしとしと降るあいだを縫って、あの吉永小百合さんの代表作のひとつとされている「北のカナリア」の撮影のために作られた学校に。

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映画のために作られた教室。

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晴れていれば、向こうに利尻富士が。

 

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スコトン岬

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スコトンスコトンと坂のぼる

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稚内からフリーに乗って礼文島へ。一泊して翌日は、宿のおじさんに地図をもらってレンタカーにて北緯45度27分51秒のスコタン岬に。漢字では「須古頓岬」スコトンとはアイヌ語で、シコトン(大きな谷・トマリ(入江)=「大きな谷ある入江」という意味だそうだ。

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生憎の曇り空だが、晴れていればトド島、サハリンまで見えるのだそうだ。

前の日にお世話になって宿に泊まっていたおじさん三人組と岬で出会った。宿のおじさんからもらった同じ地図を持っていたので、「北のカナリアパークは行かれましたか?」「いえ、これからです。」「では、またお会いしましょう~!」

伺えば、そのおじさん達は小学校の同級生で全員無事に退職されての退職記念旅行なんだそうだ。

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途中には、目を見張るような花が。

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私を待っていてくれたのだ。ありがたい。

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岬にある宿だ。全客室が海に面していて運がよければ野生のアザラシを見ることもあるそうだ。

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はまなす

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はまなすや今も沖には未来あり(中村草田男)

8月30日から3泊4日で、礼文島と利尻島に行ってきた。ありがたいことに遅咲きのはまなすが咲いていて私を出迎えてくれた。はまなすは、海辺に生える植物。風も強く海水には塩分もあり、そんな中で、はまなすは砂地を這うように根を下ろし、実をつける強い木なのだそうだ。

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はまなすが満開の頃はこんならしい。まさに沖には未来があり希望がある。

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自宅を朝8時10分に出て、浜松町からモノレールにて羽田第2空港ターミナルへ。羽田空港を10時30分に出発、稚内空港に12時10分到着。飛行機は満席で、私と同じくらいの高齢者の団体が大勢いた。人生100年時代「老いの青春時代」を謳歌したいものだ。

稚内空港からはバスに乗って稚内湾フェリーターミナル駅まで35分。乗船時間まで少し余裕があったので、JR稚内駅まで歩いていった。

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最北端の線路が稚内駅の構内に。「ぎょぎょぎょ」。

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ここに、羽田から同じ飛行機に乗り合わせた素敵な若者がいたので、思わず声をかけた。「これからどちらに行かれるのですか?」「小樽までです。」「えっ!」「青春切符ってご存じですか」「知りません」。

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切符を買って、南は枕崎から来たの稚内までJRに乗って移動する。やってみたかった。

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