曽根崎心中
未来成仏うたがいなき恋の手本となかりけり
大阪の堂島に一泊して、翌朝は、ホテルから歩いて2分のところにある露天神社へ。
曽根崎心中の題材となった事件の現場。曽根崎心中とは、一言でいえば、相思相愛の若い男女の心中の物語だ。西洋のロミオとジュリエット版かも。
1703年5月22日の早朝に大阪堂島新地天満屋の女郎「はつ(21歳)」と内本町醤油商平野屋の手代である「徳兵衛(25歳)」が情死した事件を題材にしている。今生では、結ばれなかった男と女が、来世でふたりの愛が結ばれることを誓った心中事件だ。
「この世のなごり、夜もなごり、死にゆく身をたとうれば、あだしが原の道の露」お初さんと徳兵衛さんが命懸けで恋を全うした。恋って、命懸けでするもんなんだ。AIは無理だろうなぁ~。
ここは恋人の聖地らしい。
老いらくの恋に出会いますようにと、手を合わせた。が、お賽銭は少々だったから期待しないでおこう。
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