2022年5月
仏新首相
幸せはこんなものかな新首相
子供の頃に父親を亡くし、薬剤師の母親に育てられたエリザベット・ボルヌ氏(61歳)がフランスの首相に就任した。フランスで女性首相は、31年ぶり2人目の首相だ。
理工学校など複数の名門校を修了、奨学金でまかない苦学したようだ。環境相、労働相を歴任、政治家としての信念は「社会正義と機会の平等」とのこと。首相は就任にあたり、環境、保健衛生、教育、完全雇用」等の課題をあげて、「素早く、力強く行動する」と、述べられた。凛とした姿をネットの動画で拝見。なんだか日本の女優さんの誰かに似ている。女優さんの顔は浮かぶのだが、名前が出てこない、どうしよう。
日本にも女性の首相が一日でも早く誕生してほしいものだ。
杜若
風ふいてこころ波立つ杜若
5月に入ってからの60代の著名人の急死の報道に、ショックを受けている。5月3日に俳優の渡辺裕之さんが横浜市の自宅で急死、5月11日は、お笑い芸人の上島竜兵さんが同じく自宅で、亡くなった。
自宅の隣のタワーマンションの敷地内にある庭には杜若が半分枯れていた。以前に聞いた話だが、「一般的に60代になりと初老性うつを発症すると言われている。これは50代から60代半ばの初老期に、なんらかの喪失体験がきっかけで、うつになることもある」。花も動物もいただいた命を全うするのになんで人間は自ら死を選んでしまうのだろうか。
因みに厚生労働省が今年3月に発表した「令和3年中における自殺状況」によると、昨年1年間に自殺した人は全国で2万1007人。これを年代別に見ると、50代が3618人と最も多く、60代は2637人、70代は3009人、80代以上は2214人だったとのこと。
み言葉には、「空の鳥を見なさい、野の花を見なさい、神様は鳥も花もしっかりと養い育ててくださっているのだから明日のことまで心配するな」明日のことを心配し過ぎて、今日を大切にいきることができなくなってしまわないようにとある。自殺の連鎖が起きないことを祈るのみだ。
花はしっかりと咲いてから枯れていく。花のように、できることなら命いっぱいに生きたいものだ。
されど
たかがブログされどブログ
「にんげんだもの時には愚痴を言ってもいいんだよ。」相田みつを先生の声が聞こえてきたので、母の日に息子達へ発した愚痴をブログに書いてしまったが、ブログのおかげかもしれない。以前に、ご縁をいただいた若者2人から花が送られてきた。早速にテーブルの上に。
可愛いぬいぐるみも。来年の母の日を楽しみに今年も1年笑顔で働こう!
12年前に始めたブログは、何とか細々と書けている。どうでもいい話しか書けていないのだが、今では楽しみのひとつになっている。去年の5月は、どこに行っていいたんだろうか。5年前の5月は何していたんだろうか。
過去のブログを見てみると、2017年、2018年、2019年どこにも行ってなかったし、ブログも書けていなかった。思い起こしてみたら、2017年の1月に東大病院の脳外科で大手術を受けた息子の介護で、いっぱいいっぱいだったのだ。「石の上にも三年」三年辛抱すればなんとかなる。
今は、その息子もひとりで生活ができるまでに快復してくれている。コロナが明けたら、どこに行こうかと世界地図を広げて楽しんでいる。ありがたいことだ。
伝家の宝刀その2
母の日にあじさいと薔薇感謝かな
5月8日母の日に、嫁からあじさいの鉢植えが届いた。スペインにいる娘からは、「ママ、生んでくれてありがとう」のラインがあった。息子達からは電話もラインもメールもこない。すっかりおっさんになってしまった息子達には、「君たち!誰のおかげで、、、」と、言いたいのをぐっと我慢した。
しかたないので、事務所にきて「伝家の宝刀」について新聞の記事の続きを書くことに。納税者が評価した財産価格を国税庁が「著しく不適当」とした今回の最高裁の判決の路線価によらず、相続税額を算定できる規定は、「マンション減税」に影響がでそうだ。
この2,3年富裕層の友人知人からの依頼で、相続税対策のひとつとして都心の高額マンションの所有権移転登記している。今回の判決で、不動産節税にブレーキがかかってしまった。となると、、、マイナスの心がふつふと湧いてきてしまう。
1か月前に行った多摩川にある公園から眺めた時の写真を見て、多摩川の流れのようにゆったりした気持ちになったので、新聞記事の整理をすることに。
相続税法は、不動産の相続税については「時価」に基づく算定を求めている。国税庁は、時価の算定基準として「路線価」を示している。路線価は、主要道路に面した1平方メートルあたりの土地の評価額で、土地取引の目安となる公示価格の8割程度とされており、一般に実勢価格より低い。そのため、現金を不動産に変えておけば、相続が発生したときに相続税が少なくてすむ。節税目的で、高額のタワーマンションが売れていたのだ。
ということは、行き過ぎた不動産節税にブレーキがかかることになるかも。
伝家の宝刀
最高裁「伝家の宝刀」にお墨付き
5月5日子供の日「子供の日だから家に来て」との、次男からのメールを期待していたのだが、残念ながらこなかった。その代わりに次男が、生後3か月からお世話になった保育園の先生が退職後に丹精込めて作ったお庭の写真がラインで送られてきた。
いつものように朝8時前に事務所にきた。机の引き出しを開けてみたら、新聞の切り抜きが。そうだ、伝家の宝刀について記録しておこう。
最高裁第3法廷は4月19日、国税当局の処分の妥当性がら争われた訴訟で、「適法」とし、相続人側の上告を棄却した。なぜ相続人の敗訴が確定したのか。
そもそもの争いの発端は、2012年、94歳でなくなった父親から東京と神奈川にあるマンション2棟を相続した相続人が、相続税をゼロとして申告したことに対し、国税庁が約3億円の追徴課税をしたことからだっだ。
相続人が、約3億円の課税処分の取り消しを求めて起こした訴訟で、相続人が敗訴した。
相続人は、相続したマンションを路線価に基づいた評価で算定して税務申告をした。判決は、「路線価などによる画一的な評価を行うことが実質的な租税負担の公平に反する場合は、例外規定を用いることによって、他の納税者との間に均衡が保たれる。と、例外規定の適用を認めた。国税庁長官の指示で、財産の評価を見直すことのできる通達の規定。これが伝家の宝刀なのだ。
因みに、相続税法の財産評価ルールを定めた「財産評価基本通達」は、「著しく不適当と認められた財産の価格は国税庁長官の指示を受けて評価する」と定めている。国税庁長官って偉い人なんだ。
山わらう
ふるさとやどちらをむいても山わらう(正岡子規)
5月4日、父も命日に姪の運転する車で、姉と姉の孫娘とお墓参りに行ってきた。父が亡くなって丸50年経った。亡くなる1か月前だった。長女(私の姉)に、女の子の孫が生まれたことを喜んでいた姿を思い出す。(なぜだか、このところ最近のことは忘れることがたまにあるのだが、昔のことはよく覚えている。)その姪が今年で50歳になっている。
私の生まれは群馬だ。群馬といえば温泉、温泉といえば伊香保温泉でしょう。ということで、伊香保温泉に一泊することにした。大正9年に建てられて徳富蘇峰が書いた「横手館」の看板が迎えてくれた。暖簾をくぐって中にはいると、なんと大正ロマンの檜のかおりが。
夕食は地産地消の旬のお料理。「伊香保の湯かほる旅の宿今宵の酒は月見の宴」今回の旅には、昨年の6月11日の箱根の旅にいた義兄がいない。寂しさが募る。
翌朝は、草履をはいて石段街に。
石段を上ったら、伊香保神社だ。
神社の脇には、紫の花が。なんだかなまめかしい。
松の花
ビル仰ぐ300年の松の花
天気予報によると朝のうちは曇り、というこうだったので、事務所に来る途中の浜松町で降りて浜離宮恩賜庭園に立ち寄った。
松の花が満開だ。
空から引っ張られているように花が咲いている。お見事!
この松は今から300年前六代将軍徳川家宣が、庭園を大改修したときに、その偉業たたえて植えられたといわれている。太い枝が低く張り出していて、あっぱれ!
立て看板は日本語と英語で書いてある。あと100年たったら、英語が上で日本語が下になるかも。
英語といえば、4歳の孫の真ちゃんに「じゃぁ~またね~!」と言ったら、なんとなんと「shi-yu-!」「元気でね~!」と、言ったら、「yu-tu!」驚いた!
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