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2022年2月

ミモザ

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春隣りミモザの黄色しなりをり

おひとりで暮らされている私の被補助人のAさんが、自宅の近くの横断歩道で右折車にはねられてしまった。台東区内の緊急病院がいっぱいで、救急車で運ばれていったのは区外の病院だった。1月20日のことだ。事務所に病院から電話があり「Aさんが交通事故に遭って、こちらの病院に運ばれてきました。入院の手続きにすぐきて下さい」。病院に行って諸手続きを済ませて、看護師さんに「どうして私の事務所の電話番号がわかったんですか?」「Aさんに、どなたかお身内の方に連絡たいので、名前と電話番号を教えて!と、聞いたら、「先生の名前を言われたので、電話しました」「そうだったんですか~!」

それから約1か月過ぎての昨日、無事に退院できた。病院にお迎えに行ってご自宅までお送りした。姪御さんご夫婦に「これからのことついては対応をいろいろ考えましょう~!」と、お伝えして事務所に。

事務所まで戻る途中の上野駅前の花屋さんの前を通ると、ミモザの花が目に飛び込んできた。幸せの黄色だ。「人は幸せに暮らすために生まれてきた」だよね~!

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ミモザといえば、3月8日は「ミモザの日」だ。女性に感謝を伝えるイタリアの記念日(女性の日)は、戦後初めて迎えた1946年にイタリアの女性連合によって提唱されて3月8日が「国際女性デー」となったのだそうだ。これからは、国際女性の「おひとりさま」も増えるだろう。

 

 

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蝋梅

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顔近づけて蝋梅をくもらせぬ(松本敏子)

天皇誕生日の23日、国立劇場大劇場に「日本舞踊の各流名手花形競演、第96回女流名家舞踊大会」に行ってきた。私が尊敬する友人が昼の部の最後に「英執着獅子」を舞うということで、有楽町から歩いて半蔵門の国立劇場に。劇場前の日本庭園にはまるで蝋細工のような「蝋梅」が咲いていた。梅のなかまではないが、寒いうちから梅と同じ時期に咲くので、梅になぞられたのだそうで甘くて爽やかな香りがする。

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蝋梅のとなりには、白梅と紅梅が仲良く並んで咲いていた。

この4月で小学6年生になる中学受験を控えている孫に、以前こんなことを聞かれたことを思い出した。「麻子ばぁばぁ~って、白門の大学だったよね!おじいちゃんは赤門の大学だったよね~」「それがどうしたの?」「白と赤って仲良しだよね!なんで麻子ばぁばぁ~は、おじいちゃんと仲良くできなかったの?」「なんでだろうね~!」

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劇場のロビーには、和服姿の素敵なおば様や玄人筋の女性達が想定外に大勢いた。艶やかな女形舞踊の最高峰ともいえる華やかな桜づくしの舞台のうえで、両手に牡丹の枝を持ち、花に戯れ舞い狂う友人の姿に、拍手喝采。心が震えた。素晴らしい舞台だった。

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帰り道で見えた桜田門の白い壁と青い空にも感動。白は青とも仲良しなんだ。「仲良きことは美しきことなり」。こんど生まれ変わってきたらおじいちゃんとも仲良く暮らしたいものだ。

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めでたくもありめでたくもなし

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幸せの黄色のカーディガンをきて、今日も事務所に朝7時30分にきた。満72歳を迎えた。めだたくもありめでたくのなしと、少々拗ねていたのだが、スペインに住んでいる孫娘から「おばあちゃん、おたんじょうびおめでとう。私はあなたを愛しています。日本に会いにいきたいです」とのラインがきたおかげで、背筋が伸びた。

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これは、コロナ禍になる前の夏休みに日本にいる孫たちと旅行をしたときの写真だ。コロナが終息したら孫たちと旅行したいものだ。

72歳の誕生日にもしかして、お迎えがきてくれるかもしれないと、思ったので、机の中を整理した。なんと、50歳の誕生日に子供達からのメッセージカードが。

長女からは「50歳のお誕生日おめでとう。いよいよこれからママの人生が始まるね!私はワクワクします。私は少しでもママの人生が素晴らしいものになるように、私自身が自立した女性になってママを安心させるように頑張ります。本当に22年間私に沢山の愛情を与えてくれてありがとう。ママの女子学生のような笑顔が大好きです。」

次男からは「とりあえず、50歳の誕生日おめでとう。いままでは自分以外のことに苦労してきたから、これからはもう少しわがままなおばさんになっていいと思います。そうは見えないかもしれないけれど、自分の母親には誇りを持っています。だから、もし生まれ変わってきたとしても、ママの息子でいたいと、思っています。うまく言えないけれど。」

長男からは「肩肘はって生きていてもキツイと思うんで、適当に生きていりゃいい、と思うよ。」

あれから22年、子供達からの72歳の誕生日にはメールも電話もない。「親孝行したくなくても親がいる。」

「なんで、子供達からなんにもないんだ!」感情がコントロールできなくなってきた。タイミングよく姪と姪の娘から「お誕生日おめでとう~!いつまでも元気で綺麗でいて下さい」のメッセージカードとお花が届いた。

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怒りの感情が爆発しなくって、よかった~!

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黄色いカーディガン

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2月20日日曜日、久しぶりに銀座に行った。71歳最後の日に、昔の若かりし頃にスーツを着てバリバリ仕事をしていた時のことを思い出したくて、銀座のブラックに行った。

このところ、スーツを着て不動産売買取引の立会に行くこともなかったことに加えて「断捨離」を心掛けていたので、銀座に行くこともなかったのだ。

お店に入るとお客は誰もいない。奥から孫娘のような可愛い女性が、「なにかお探しですか?」と、声をかけてくれた。「明日72歳になるので、なにか記念に洋服をかいたいのですが」「こちらの新作のスーツはいかがでしょうか」「素敵ですね~!でも、私はもうスーツはいらないんです」「そうですか~!では、カーディガンはいかがですか」白に赤に黒に黄色に紫によりどりみどりのカーディガンを見せていただいた。

 Img_6177-2_20220221195302 赤は還暦の色なので、黄色にした。目黒の自宅に帰ってきてテーブルの上にひろげてみた。なんとなんと表と裏と両方着られそうだ。

  

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沈丁花の蕾

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遊歩道寒さこらえる沈丁花

立春が過ぎて日脚も伸びてきているが、寒い日が続いている。今日は土曜日でお天気もはっきりしない。身体もなんだかしゃっきりしない。今週は、遺産整理業務と遺言作成支援業務と、遺言検認申立業務、成年後見業務等々で毎日が充実していたおかげで、それなりに身体が固くなっていた。

幼馴染の友人の整骨院に行って、整体で身体の歪みを調整してもらって目黒駅前のタワーマンションの中にあるスタバでいつものスタバックスラテをいただいて、遊歩道を通って自宅に戻った。遊歩道には沈丁花が。あと何日かしたら花が咲いて甘い香りを楽しめるだろう。

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スペインの娘からラインが。2月1日にグラナダの駅前に支店を出してはや2週間、悪銭苦闘しているようだ。飛んで行って励ましてやりたい気持ちはあるのだが、、、遠すぎる。それにコロナ禍だ。

娘には、ラインで送ろう。「いろいろな人がいるけれど今日一日優しい心でいよう。いろいろな嫌なことがおきるけれど今日一日笑顔でいよう。目指す道は遠くて険しいけれど今日一日一歩前に進もう。」

 

 

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寒桜

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青空へ薄桃色の桜かな

今朝は4時30分に目が覚めてしまった。部屋のカーテンを開けて空を見ると牛乳色の満月が私を見守ってくれているかのように窓の外にいた。いつものように、円覚寺の横田南陵先生のお話しを伺い、10分のテレビ体操をして7時に家を出た。

私の住んでいるマンションを出ると、隣の目黒タワーマンションの遊歩道がある。遊歩道には、桜の花が咲いていた。

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7時30分に御徒町駅に到着。駅前のスターバックスコーヒー店で「はちみつとシナモン入りのスターバックスラテ」をテイクアウトでいただいた。満開の桜の花びらのカップを両手で抱えて事務所に。スタッフがきてくれるまでの時間をゆったりまったりと過ごした。ありがたいことだ。確実に春がとなりまでやってきている。

 

 

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再婚禁止期間撤廃

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妊娠した女性が離婚後100日にわたり結婚できない期間の撤廃を柱にする民法改正の要綱案がまとまった。現在の民法の第733条第1項(再婚禁止期間)には、「女は、前婚の解消又は取消しの日から起算して百日を経過した後でなければ、再婚をすることができない。」

第2項は、「前項の規定は、次に掲げる場合には、適用しない。1、女が前婚の解消又は取消しの時に懐胎していなかった場合。2、女が前婚の解消または取消しの後に出産した場合」とある。

先般、私の友人が70歳でやっと離婚ができて「良かったね~」「じゃあ離婚祝いをしよう~!」ということになった。コロナ禍なので三密を避けてささやかに行なった。その席上でなんとなんと、「私ね~!再婚することになったの」

同席していた友人が、「100日を経過しないと再婚できないよ」「えぇぇ~嘘~!なんで?」「民法で決まっているからよ」

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そこで、私の出番が。「Y子ちゃん!妊娠しているの?」「まさか~!」「そうだよね~!70歳じゃね~!もし妊娠していたらギネス記録になるよね~」「離婚のときに懐胎していなかった場合は、100日再婚禁止期間はなしですぐに結婚できるよ」「良かった~!」「因みに男は離婚してもすぐに再婚できるんだよ」「まさに姓差別的だよね」

女性の再婚禁止期間を巡り、海外では性差別的どとして撤廃が相次いでいた。米国(一部の州を除く)や英国、中国などはそもそも再婚禁止期間の制度がないそうだ。やっと日本もという感じだ。

ところで、なんでこんな規定ができたのかというと、離婚してすぐに再婚して子供が生まれた場合、前のダンナの子供か今のダンナの子供か、わかんなくなっちゃんからからだ。(でもさ、私だったら、だれの子って聞かれたら私の子っていうよね、私が産んだんだから)

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離婚して300日以内に出産した子は前夫の子とみなす現行制度を改め、女性が再婚していれば新しい夫の子と推定する特例も設けることに。確かに、古い夫を捨てて新しい夫との生活を選んだのだから、再婚してすぐに産まれた子供は、当然に新しい夫の子供として戸籍に入り、家族が仲良く生活することが幸せになる道だ。

 

 

 

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夕焼け

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夕焼けを見ながら走るアクアライン

美味しい海の幸をいただいたあとは、海ほたるに。海ほたるは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインにある海上パーキングエリアだ。4階にはガラス張りの大回廊があり海に面して椅子が置いてある。老若男女が椅子に座って優雅に過ごしていた。私も座りたかったので、空いてる椅子を一回りして探したのだが、一席もなかった。残念!

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仕方なく、外に出て海を眺めた。富士山が遠くにちらっと見えた。

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「海に沿いて広がる寒夕焼け」。絹ごしされているような柔らかな光に感謝。

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城山公園

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白壁や頭の上に春の空

見返り美人のあとは城山公園に。節分が過ぎ春がやってきてくれている。

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ピンクの梅の花が咲き乱れていた。まさに繚乱状態だ。

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足元には白と黄色の水仙が。私のために、神様が残しておいてくれたようだ。

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「早起きは三文の得」朝早起きして遠出してきたおかげで、千葉の青い空と花と美味しい海の幸とを楽しんだ。それにしても、海や山の近くにきてその空気に触れるだけで、なんでこんなに幸せな気持ちになれるのだろうか。

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見返り美人

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三連休の真ん中日に、「見返り美人図」の作者の浮世絵の祖である菱川師宣生誕の地の鋸南町に行ってきた。朝7時に目黒駅を出発、川崎のトヨタレンタリースで中型車を借りて、息子の運転で東京湾アクアラインを通って、君津から房総の海辺を眺めながら記念館へ。息子は、ニューヨーク州の弁護士登録後に、血管芽種という病魔に襲われてアメリカから帰国、東大病院において約20時間にわたる手術を受けてきてから5年、まだ後遺症で苦しんでいるが、車の運転ができるようになった。アメリカのロサンゼルスのロースクール時代は、休日にはあっちこっちに車で出かけていたので、車で高速道路を走ると、「ちょう~きもちいい~!」状態になるようだ。医師から「元には戻らない、車いす生活になる可能性が大」と言われていたのだが、ここまで奇跡的に回復した。感謝しかない。

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海辺からは雪をかぶった富士山が。

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記念館に入ると、天皇殿下のお妹さんの黒田さやかさんによく似た可愛らしい女性が「いらっしゃいませ!」と、満面の笑顔で迎えてくださった。

素敵なお嬢さんに「師宣」ってなんて読むんですか?「えぇええ~!」息子は、「麻子さん!やめてよ!センター試験に落ちるよ」「私の時にはセンター試験は無かったよ」「よかったね~!」「そうだね~!」

菱川師宣(ひしかわもろのぶ)は、鋸南町で1630年頃に生まれて江戸に出て江戸の庶民を題材した風俗をこまめに描いた。「浮世」と呼ばれた当時の世相を反映したのが「見返り美人図」だ。

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江戸の版画をゆったり楽しんだ。

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記念館を出たところには東京湾フェリー港が。青い空に見惚れてしまった。

 

 

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青木の実

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青木まだ色さづからぬ実を密に(藤井 淑子)

自然植物園には、アオキが。6年前まで住んでいた庭にもアオキがあった。アオキのおかげで、庭のある家での生活もそれなりに楽しかったことを思い起している。ところで、なんでアオキっていうのか、それは若枝が青いのでアオキの名が。ミズキ科の常緑低木で、暗緑色のつややかな葉陰にナツメ形の赤い実が見える。

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こちらは、三密どころか拾密だ。葉っぱも実も艶々だ。

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青木の実青きを経たる真紅(貞弘 衛)

昨夜の心配していた雪も大ごとにならなかったので、今日は姉の家に行ってきた。姉は、12月24日に簡単な手術をしてお正月は家で過ごし、2月9日に手術後の検診を受け経過観察となった。やれやれ状態だ。

姉に捧げたい。あの有名な詩を。

「ゆっくりと生きよう 自分を取り戻すために ゆっくりと生きよう  願を叶えるために ゆっくりと生きよう バランスよく暮らすために ゆっくりと生きよう 良い一日だったと言えるように ゆっくり生きよう 「ありがとう」と言うために ゆっくり生きよう 命とつながるために」。

 

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節分草

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昨日よりけふの日差しの節分草(中村祐子)

2月3日は節分、2月4日は立春だ。「暦のうえでは春」になったが、寒い。久しぶりの洗濯日和の土曜日だ。シーツを洗ったり布団を干したりと朝からルンルンだ。

9時30分には、目黒駅前の治療院にて整体をしてもらって身体の歪みを直してもらった。カチカチになっていた身体を程よくほぐしてもらった後は、自然教育園に。

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「せつぶんそう」のたてかんの下の石灰質の土壌には、「準絶滅危惧種」に指定されているせつぶんそうが恥ずかしそうに咲いていた。「節分の頃に咲く」ことが名前の由来だ。春はそこまできている。

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梅一輪

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梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)

朝、駅に向かう途中には、梅の花が咲いていた。今日は2月1日、私立中学の受験日だ。私の3人の子供達もとおい昔に受験したことを懐かしく思い起している。あの頃は不動産バブルで登記の仕事が山のようにあり、子供達のことはほったらかしだった。田舎から母が上京してくれてなんとか子供達はそれぞれに行きたい中学校に合格した。入学式にも母が行ってくれた。あれからうん十年、今年も梅が咲いた。これからは少しづつ暖かくなる。日脚も伸びて梅が咲くと次は桜が。桜が咲く頃には、コロナも終息していることを願うばかりだ。

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スペインのグラナダで日本食のお店をしている娘から、「ママ~!グラナダの駅前店がリニューアルオープンするよ!」。これからは、本店と支店両方掛け持ちで頑張るとのこと。40代になっている娘に負けないように70代の母親は、今日も一日笑顔で頑張るぞ~!

娘に、一句「凛として自分の花を咲かせよう」。

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