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2021年11月

愛しのマイホーム~

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久しぶりに、イギリスの劇作家ローラ・ウエイドによるオリジナル戯曲による白井晃の演出のお芝居を見てきた。令和3年度文化庁芸術参加公演で、鈴木京香さん、高橋克実さん、江口のりこさんらが共演されている。鈴木京香さんの羨ましいほどの美しさに驚き、高橋克実さんの重厚感のある演技に感嘆、江口のりこさんの爽やかな立ち姿に見惚れと、「生」を堪能。

私の姪(姉の長女)が、お芝居のプログラムにコラムを書かさせていただいことがご縁で、姉と私と私の友人と3人で日比谷に出かけて、食事をしてお芝居を見てと、楽しい時を過ごさせてもらった。

が、その後、ポインセチアを購入した園芸店のでこぼこ道で、捻挫をしてしまったのだ。「イタタ!」下半身がしっかりしているので、なにごともないなかったように園芸店を出ることができた。ありがたいことに園芸店の近くに薬局があったので、お店の人を捕まえて、「すみませ~ん!捻挫しちゃんたんです。冷やしたほうがいいですね~!」「はい、」「そうですね、湿布コーナーにご案内しますので、お好きな湿布をお買い求め下さい」。

湿布を購入して、ホームのベンチに座り湿布を張り、無事に家に帰ってきた。翌日は、くるぶしのまわりが立派に腫れていた。みごとな捻挫だった。

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愛しのマイオフィスにポインセチアと愛しの孫娘の小さいころの写真を置いた。ポインセチア燃えたつ部屋にひとりをり。

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時に海を見よ

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「時に海を見よ」2011年の春、立教高校の校長先生だった渡辺憲司さんが、震災の影響で高校の卒業式が中止となってしまった時に、式辞に変えて卒業生に贈る言葉として、学校のウエッブサイトに公開されたものが、新聞の記事に掲載されていた。

「そうだ、海を見にいこう」といことで、10月30日の土曜日の朝、7時30分品川発の京浜急行の特快に乗って京浜久里浜駅で降りて、「尻こすり坂通り」に。な尻をこするって、どうゆうこと。71歳とおばあさんと41歳のおじさんは、笑いながら歩き始めた。

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尻こすり坂は、昔は、急勾配の坂道を坂をあえぎながら上がり、尻をこすりながら下ったことから尻こすり坂と命名されたのだとのこと。

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長い長い坂道を歩いていくと、久里浜にでた。やっと、海に。歩くこと約2時間。

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71歳のおばあちゃんは美味しいビールと海鮮丼。41歳のおじさんはお茶と上寿司。幸せな秋の日に感謝。

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渡辺校長先生の心が震えるような言葉は、「大学に行くとは、【海を見る自由】をえるためではないかと思う。現実を直視する自由だと言い換えていい。時に、孤独を直視せよ。海原の前に立て。自分の夢がなんであるか、海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することだ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。」

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詩人の坂村真民先生の「海を見よ」の詩も素敵だ。「海よ見よ おまえの好きな海を見よ そうしたら一切受容ということがわかるだろう 宇宙の実体がわからないなら海を見よ そうしたらその本義がわかるだろう 仏陀の慈悲がわからないなら海を見よ 海がそれを知らせてくれるだろう わたしが帰っていくのは海である 海から生まれたから海に帰ってゆくのである 海は私の母である。」

 

 

 

 

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