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禅寺そば

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わさび沢のワサビを見たあとは、禅寺そばを食べに。「やっているのかな~!」と、おそるおそる戸を開けると、私と同じくらいの年配のおばあさんが、「いらっしゃ~い!」と、元気な声で迎えてくれた。早速に趣のある土間に案内してくれた。「なにがお勧めですか?」「ここにきたら禅寺そばよ」「では、それをお願いします」。

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修善寺で厳しい禅修行を強いられる僧侶たちが、断食のあとや満願の朝、山野をかけて山菜を積み、山芋を掘り、そばを打って食べた。それ以来、この地でソバを食すと修行僧と同じ功徳があるといわれ、修善寺参詣の善男善女は蕎麦屋に立ち寄っんだとさ。

禅寺そばの食べ方は、

1,食する前に合掌する。

2,ひょうたんの上段にあるつゆをちょこにそそぐ。

3,胡麻と生山葵をすりこ木ですってから薬味と一緒につゆのなかに入れる。

4,ソバを山菜と一緒に食べる。

5,ひょうたんの下に入っている味がついているとろろでソバを食べる。

元気なおかみさんは丁寧に説明してくださったあと、私の顔をみて、「おいしいビールはいかが?」「はい!ぜひお願いいたします」。

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美味しくいただいた。ところで、修行僧たちもこんなに美味しいビールを飲むのかなあ~!

お店は14時閉店で、昼しかやっていない。「まだやってますか~!」お客さんが入ってきた。おかみさんは、「ごめんね!もう終わりなの、また来てね!」「はい、わかりました」「ちょっと待って、これ持ってって」おかみさんは、わさびを3本ビニールの袋に入れて渡した。

お会計のときに、「おかみさん!何年この商売やっているんですか?」「そうね~!嫁にきたときからだから50年かな」「ということは、おかみさん昭和25年生まれかな」「なんでわかるの」。「やっぱり、私と同じ」。同級生に会ったようにような気分に。

「おかみさん!あと何年働くの」「死ぬまでよ」「私もよ」。禅寺そばのおかげで修行僧とおなじ功徳をいただいた。

 

 

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