梅は咲いたか桜はまだかいな
成年後見人の仕事で、熱海に行ってきた。仕事がスムーズに終わったこと、朝早くに自宅を出たこと、快晴だったこととで、熱海梅園に行ってみた。さすがに人はまばら。
梅は4分咲き。
梅は咲いたか 桜はまだかいな これは明治時代に流行した俗謡『しょんがえ節』を基にした江戸端唄・小唄。
梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第 山吹や浮気で 色ばっかり しょんがいな 浅蜊とれたか 蛤まだかいな 鮑くよくよ片想い さざえは悋気で角ばっかり しょんがいな
柳橋から小舟を急がせ 舟ゆらゆら波しだい 舟からあがって土手八丁 吉原へご案内、しょんがいな、しょんがいな
芸者さんが、お座敷で唄う歌で、しょうしょう色っぽい小唄なんだそうだ。へぇ~そんなんだ。因みにしょんがいなは、「ああそうかいな」、「それからどうした」といった軽い合いの手の意味らしい。花柳界の芸妓の世界では、梅は若い芸妓、桜は上のお姉さん、しょんがいな。
それにしても、昔の殿方は優雅だったんだ。柳橋から墨田川を小舟で行って、土手を這いあがって吉原のきれいなおねえさんのところに。いつの世も変わらない。コロナ禍のなか、銀座の綺麗なお姉さんのところに夜な夜な通っていた国会議員のお兄さんたち、江戸時代だったら「あああそうかいな、それからどうした」で、済んでたかも。
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