« 相続時精算課税制度その2 | トップページ | あると思うな親と金 »

塞翁が馬

Img_3856

10月20日今日は朝から青空に白い雲がちょうど良いバランスで広がっている。爽やかな朝だ。今朝も自宅から五反田駅まで歩いた。エレベーター、エスカレーターをなるべく使わないようにしている。おかげで、身体が少しだけ軽くなったような気がしている。

亡くなった母のことを思い出している。母は79歳の時に自宅をお嫁さんに全て譲って田園のなかに小さな家を建てた。彼女は、そこでお茶のみ処を始めたのだ。裏の畑でとれた野菜のお惣菜、手打ちそば等々を食べながらみんなでお喋りしてと、それはそれは楽しそうだった。つまり今のグループホームのようなことを手弁当でやったのだ。「人間万事塞翁が馬」ということだ。相続時精算課税制度を利用してのデメリットがデメリットでなくなることもある。

ところで、あのノーベル賞受賞者の山中伸弥先生の講演会でも「塞翁が馬」のことを伺ったことがある。由来となった故事のあらすじは次のようだ。『昔、中国の北方の塞(とりで)の近くにある老人が住んでいた。その老人が飼っていた馬が逃げたという不幸があったが、その馬が別の優れた馬を連れて帰ってくるという幸福が訪れた。今度は、その優れた馬に乗った息子が落馬して足を折るという不幸があったが、そのおかげで兵役を逃れられた。』

挫折と失敗を力に。ips細胞は「塞翁が馬」から生まれた。中山伸弥先生のお話は、品川プリンスホテルのホールで伺った。以前の私は、「誘われたら断らない」とうことにしていたので、お声をかけていただいたら出かけていた。やはり、動画で見るより「生」が良い。コロナ過で「生」に出会えない。コロナの終息を願うばかりだ。

 

|

« 相続時精算課税制度その2 | トップページ | あると思うな親と金 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

塞翁が馬、今年の初めにこんな状況は予測できませんでした。
失敗や挫折があるからこそ、力が出てきますし、人に優しくできると思います。

投稿: tominaga | 2020年10月21日 (水) 17時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 相続時精算課税制度その2 | トップページ | あると思うな親と金 »