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遺産分割前の被相続人の預貯金の払戻し

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母の命日と息子の誕生日が同じなので、母には「私を産んでくれてありがとう」息子には「私の子供に産まれてきてくれてありがとう」と、独り言を言い、お花のケーキをよつばのクローバーのようにがざってひとりで食べた。

さて、今日は9月2日。今年も残すところ4か月になってしまった。残暑厳しき折、お亡くなりになられる高齢者が多い。司法書士の仕事を50年近くもさせていただいているので、沢山のご縁をいただいている。このところ、昔にご縁をいただいた方たちから「麻子先生~!父が亡くなりました!、母が亡くなりました!」との、メールやお電話をいただく。お亡くなりになった状況をお伺いしてから、「お父様、お母様を無事にお看取り、おみおくりできましたね、お疲れ様でした。」と、伝えている。

その後に「麻子先生~!口座が凍結されて、お金が引き下ろせないんです!どうしたらいいですか?」「あら、困ったわね~!」と、以前はこう伝えるしかなかったのだが、今は、「大丈夫ですよ、相続人が単独で引き下ろせますから」。

これまで、相続人が被相続人の銀行口座から払戻しを受けるには、原則として遺産分割協議書や遺言書等が必要だった。が、今回の相続法の改正で、遺産分割協議が纏まらない状況でも、一定の目的のために払い戻しができるようになったのだ。

例えば、妻が150万円の払い戻しをうけた場合、その150万円は妻が取得した遺産として、のちの遺産分割協議で調整することになる。

因みに、法律は、相続人が単独で払戻しできる額として、「相続開始時の口座残高×法定相続分×3分の1」としている。例えば、残高900万円の口座から妻が払い戻す場合は、900万円×2分の1×3分の1=150万円となる。万が一1500万円あった場合でも上限が決められているので150万円しか払い戻せない。えっえっ、これじゃいろいろなところに支払いができない。どうしたもんじゃろかな~!

その時は、家庭裁判所に申し立てをする事になる。「けっこう厄介で大変ですよね~!」が、以前よりもゆるくなったようだ。

 

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