茄子の花
うたたねの泪大事に茄子の花(飯島晴子)
田舎の中学校のときの先輩から電話がきた。「遺言書」を書きたいので、都合の良いときに来て、とのことだった。早速に彼女の家に行ってきた。彼女は、高校卒業後に東京に出てきて結婚して子育てをしながら嫁ぎ先のお店を手伝って、家業を盛り上げて、会社組織にした。舅姑に仕えて、介護、看取り等、嫁としての仕事をしっかりとやってきた。現在は、株式会社代表取締役会長である。尊敬する先輩のひとりだ。
彼女は自宅のビルの屋上で家庭菜園をやっていた。茄子、ピーマン、インゲン、ミョウガ。わっ~懐かしい~!「ビルの上こんなところに茄子の花」薄紫色と黄色のコラボに、ため息が。「ふるさとは遠きにありて思うもの」70代と80代の熟女は茄子の花をめでながら、「茄子は、どうして嫁に食わすな」って、言うのかな~!
この茄子の花は、昔は観葉植物だったとのことだ。淡紫色の合弁花は下向きに咲いている。おしべは5本で黄色い葯がある。確かに美しい、見とれてしまうほどだ。
茄子は次ぎから次へと、実を付けながら花を咲かせる。茄子はむだ花がないらしい。良いなぁ~!生まれ変わったら茄子の花になりた~ぃ!
「遺言書の話は次回にしましょう~!この調子だとあと20年は生きそうだから」「そうね、美人長命っていうからね」ということで、茄子とピーマンとインゲンとミョウガを頂いて帰ってきた。
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