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配偶者居住権その3

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今回の改正により、残された配偶者は、自宅の所有権を取得していなくとも、配偶者居住権を取得することによって、亡くなるまでの間、所有者に賃料を支払うことなく、それまで住んでいた家に住み続けることができる。

約30年前のことだ。兄は母に「この家は俺の名義になっているから、俺の家だ」(だからなんだ、それがどうした!)私は兄に「。母さんにはそこに住む権利がある。追い出すことはできないよ!」気丈な母は、「私はこの家から出ていく、私は一人で暮らす」と宣言した。母名義の広い土地に小さな家を建ててひとりで死ぬまで暮らした。

世の中には、私の母のような気丈なおんなばかりではない。気の弱い女たちがごまんといるのだ。超高齢社会で、右を向いても左を向いてもおばあさんばかり。家を追い出されたおばあさんが町中うようよ、なんてことがおきるかも。

配偶者居住権という仕組みは、所有権という権利を、「住む権利」と「その他の権利」に分離して別々の人が相続できることにした。配偶者には「住む権利」を、その他の相続人には「その他の権利」を相続できる。

この「使う権利」のことを、配偶者居住権といい、「その他の権利」のことを、配偶者居住権が設定された所有権という。「老いては子に従え」ではいけない「老いては子に逆らえ」だ。因みにこの権利は、相続発生時に自宅に住んでいた配偶者にだけ認められ、かつ、登記が必要だ。なお、別居していた夫婦は、この権利は認められない。家庭内別居はどうなんだろう。同居人で非濃厚接触者でない場合は、そもそも夫婦ってな~に、妄想が膨らむ。

 

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