春のうららの墨田川
「春のうららの墨田川のぼりくだりの船人が、櫂のしづくも花と散る。ながめを何にたとふべき」今日は、墨田川の船人になってきた。昨年の暮れから予約してあったレンタルボートの所有者からのメールが。「明日の墨田川のお花見キャンセルいたしますか?」「いえ、キャンセルしません」。
と、いうことで、墨田川のお花見に息子の運転するレンタルボートで、墨田川真ん中に。あれは3年前(このフレーズはちあきなおみさんが昔に歌っていたような、、演歌で別れの曲だったかな~!」息子は、墨田川沿の鐘ヶ淵のある東京都のリハビリテーション病院にいた。
4年前の12月、アメリカのニューヨーク州で弁護士になるためにインターン生活をしていた。ラインで、「朝起きて、眩暈と吐き気が酷くて、ローファームに行ってもミスばかりで、頭も体も壊れちゃったようだ」。私は、「寝られる?」、「寝れない」。「とにかく帰ってきて!」「うん、帰る」。
帰国した息子は、ベットに横になって寝れない。食べるともどす。医者嫌いなバカな母親は、「いぬのおまわりさん」状態。「困ったね~!、どうしようかね~!」約3週間、病院巡りが始まった。
1月15日、東大病院から私の携帯電話に「息子さんの入院の手続きのために保険証を持って来てください」。
あれから3年、生死の淵をさ迷った息子の操縦するボートで墨田川のお花見に。
生憎の曇り空だったが、コロナ危機で、誰にいない。
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