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2016年10月

11歳になりました

孫娘が11歳になりました!

いつの間にか夜空の主役が星から月に替った。昨晩の月は趣があって素敵だった。「月みる月は多けれど、今宵の月は、、、」

築地の場内にある山はらに出かけました。2か月前から予約をして、やっとあのお亡くなりになった立川談志師匠が今生の食い納めには、「山はら」で。と言われていたお店だ。6月にお伺いしたときは、築地が豊洲に移転してしまうので、どうなることやら、と、落語家さんのような趣のあるだんなから、お伺いしたのだが、「その時はその時、予定は未定だから」ということで、予約をkさんを通してお願いしたのだ。

総勢13名、男性4名残り9名は女性。18時から飲み物すべて持ち込みで、スタート。「熟年の婚活とはこんなもんか!」状態。幹事の特権で、「皆様!本日はようこそ築地にお運びくださいました。小池百合子さんのお陰で、山はらにくることができました。今宵は、山はらのご主人が腕によりをかけて美味しいお刺身とアンコウ鍋をご用意してくださいました。美味しくいただきましょう~!」と、はじまりはじまり。

金曜日の夜なので、次に日にプエルトルコにでかけるMちゃん、安達太良山に登るFちゃん、孫の運動会があるYちゃん3人は、アンコウ鍋と雑炊までたどりつかないうちにそ~と帰ってしまった。

さて、いよいよ山はらのだんなの出番、「待ってました!」その語り口は玄人はだ「凄い!」ところが、おかみさんが、襖をとんとん!「ほかのお客様がお待ちですよ!」いずこもおかみさんが強いんだよね!「泣くことおかみさんには勝てない」

山はらのだんなが、若い女の子達のお席から私たち熟女の席に戻ってきてくれた。今度は、「あんたのすぎなおとことおどってこいよ、だけどわたずがここにおることをわすれるでねえだよ、」シャンソンを東北弁だが、九州弁だが、なんだかよくわからねえだけど、語ってくれたんだ!拍手喝采。これぞ、プロのだんな!

お開きになった後にいただいた。Mちゃんがソフィアにと花束を作ってきてくれた。Mちゃんのお庭に咲いていたお花なんだとのこと。

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ソフィアが11歳になった。山はらで集まった友人たちは、小さいころのソフィアを可愛がってくれたひとばかり。Syofia

お陰さまで、こんなに伸び伸びと大きくなりました。「なんとかこの孫娘が20歳になるまでは、元気にいられますように!」築地の場内からお月さまにお願いした。1463183915848

この足の長さ、おばぁちゃんと同じ!

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秋桜

心中をせんと泣けるや雨の日の白きこすもす紅きこすもす(与謝野晶子)

今日は、被後見人のKさん宅に伺った。私がご縁をいただいてKさんの後見人になってから早いもので4年も経った。ご本人は「今のお住まいが気に入っているので、できるだけ最後まで家ですごしたい!」とのことなので、社会福祉協議会、高齢者総合サポートセンター(かがやきプラザ)、訪問介護事業所(定期巡回・臨時対応訪問介護看護)、居宅支援・介護サービス事業所等々の介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、看護師とチームを組んでお世話している。

成年後見人である私の仕事は、財産管理と身上監護だ。平たくいえば、kさんの財産がkさんのためだけに使われるように管理して、Kさんが望むような生活ができるように支援することである。

この成年後見制度は、平成12年4月1日から施行された。ということは、今年が平成26年だから14年経過したことになる。成年後見制度の理念は、①自己決定(自律)尊重、②身上保護の重視である。自己決定の尊重とは、能力が低下してしまった場合でも、その人の残存能力を活用して、最後の最後までその人らしく過ごすことを尊重すること。身上保護の重視とは、財産の保全だけではなく、その人の自立支援を重視すること。

今日、私がkさん宅に伺うと、kさんはヘルパーさんが作ってくれた昼食には、ほとんど手をつけないで、テレビを見ていた。テーブルには、昨日の夕刊と今日の朝刊がビニールの袋に入ったまま。

「今日は、生憎の雨になってしまいましたね!今年は台風の当たり年で雨の日が多いですね!」「そうね!」「あら?お昼ごはん、召し上がってないですね!」「食欲がないの!」「あなたお昼ご飯まだでしょ!これ食べて」「はい!それでは、半分いただきます。半分は、kさん食べて下さいね!」kさんは、私のために台所に行って、おはしとお皿をもってきてくれた。

私とkさんは、半分づついただいた。「ひとりで食べるより2人でたべるほうがお美味しいわ」「では、私のお土産のぶどうをいただきましょうね!」「 あら!甲府のぶどうね!実家に帰りたいわ!」「そうですね!帰りたいですね。」ご馳走でした。「一緒にお皿を洗いましょう!」

「さて、私はこれで帰ります。ご馳走さまでした!」「もう、帰っちゃうの」「はい、お名残りおしいのですが」「私も一緒に帰るわ!」「はい!一緒に帰りましょうね!でも、今日は雨が降っているから、、、、」kさんも私も田舎から出てきて東京に住みついたものどうし、こんな雨の日は、物寂しくなる。実家に帰りたい。でも実家はもうない。故郷は遠い。

帰り道、雨上がりの遊歩道に秋桜が揺れていた。やさしく可憐に、でもしたたかに。

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民事信託

秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる(藤原敏行)

9月30日は、新築マンションの保存売買のよる登記、抵当権設定登記を102件を、マンション業者と法務局と事務所とコンピューターのソフト会社の若い人達のお陰で、無事に申請できた。久しぶりに若かりし時の緊張感を味わえた。
司法書士は、登記だけでは食べていけない、後見の仕事だけでも食べていけない。次は信託業務だ。老後の資金をこれから貯めなければならない私は、10月1日土曜日我が母校の中央大学駿河台記念館で開催された「民事信託の情報交換のための専門家の集い」に参加した。
第1部は、「公証人から見た民事信託の在り方」と、題して霞が関公証役場の公証人大野宗氏の講演。なんと、大野先生は、私が尊敬しているY先生の検事時代の後輩で、Y先生のご縁で、何度かお会いしている先生。
その後、金融機関の民事信託に関するサービス業務の紹介で、城南信用金庫、三井住友信託銀行の部長さんがお話をしてくれた。
第2部は、専門家の情報交換ということで、民事信託に関する取組の報告があった。
この集いは、一般社団法人民事信託推進センターの主催で行われた。ここの理事長は、女性の司法書士だ。なんだかとても嬉しくなって、名刺交換をさせていただいた。「民事信託、これから老体に鞭うって勉強いたします。」今年はまだ3ヶ月ある。年末までには、「民事信託とは、なんぞや?」説明できるように頑張って勉強するぞ!

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