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バラナシその4

ヒンドゥー教の四住期

四住期とは、ヒンドゥー教の独特の概念で、最終目標の解脱に向かって人生を4つの住期に分け、それぞれの段階ごとに異なる目標と義務を設定したものだそうだ。
受胎から入門式(8歳から12歳)までは、四住期には入らず、この間は一人前の人間とはなされない。
学生期は学ぶ時期、家住期は社会で仕事をし、家族を養う時期。林住期は引退して林に住み、真理について考える時期、遊行期は死ぬ準備をする時期。私は、年齢的には林住期に入っている。が、まだ仕事をしていて引退もできない私は、真理について考えることも死ぬ準備をすることもなく、ある日突然死んでしまうのだろうか?今、私がこうして生きているのは、何のためなんだろう、人は死んだらどこにいくんだろう?
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このおじさんは、真理を学んでいるようです。林ではなく町中で、雨露を凌げる空間を作って、もくもくと本を読んでいる。745
こちらの猿君とおじいさんは、  遊行しているようです。793
この薪は、死に場所を求めて旅をしてきた教徒が、遺体焼くために集まられた。794
ここは、薪を売る店、量り売りだ。お金のある人は、大量に買い、しっかりと遺体を焼くことができる。少ししかお金のない人は、薪も少ししか買えない。だから半生のままガンジス河に流される。797
右を向いても左を向いても薪の山だ。火葬場のガードでは、24時間火葬の火が絶えることはないんだそうだ。次から次へと死者が運ばれてくる。795    
この右下が、火葬場のマニカルニカ・ガートだ。ここからは撮影禁止。火葬場が丸見えのところから火葬場を見下ろすと、布にくるまれ竹の担架に乗せられて、死者がやってくる。死者はガンジス河の水に浸され、火葬の薪のうえに乗せられると、喪主が火をつける。分刻みに、死者が運ばれてきて火葬される。荼毘に付された後の遺骨は火葬場の仕事をするカーストの人たちによってガンジス河に流される。後はなにも残らない。

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