ミティラー画
この日の午前中は、周辺の村々に残るミティラー画の見学。

インド・ビハール州北部の南北をガンジス川とヒマラヤ山麓に囲まれた広い平原地帯は、古来ミティラー王国と呼ばれていた。この地において女性達は、3千年にわたり、母から娘へと壁画を伝承してきた。灼熱の日照り、長い雨期、洪水、地震等々自然の脅威に対して、策蜜の豊穣、夫や子供たちの幸せを祈って、ここの女性たちは、土壁や床に描き続けてきた。

60年代後半に、故インディラ・ガンジー首相のブレーンであったププル・ジャヤカール女史が、この地域の女性の自立のために伝統壁画を紙に描くを奨励したことから、欧州諸国にも広く知れわたることになったのだそうだ。日本にも新潟県十日町市にミティラー美術館がある。

なんと、木にも、ミティラー画だ。
素敵なサリーで、「ナマステ!」私は20年経つと86歳で彼女と同じ齢になる。私も86歳になったときに彼女のように凛とした老女になりたいものだ。
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コメント
はじめまして。Yukiと申します。
今から25年近く前でしょうか、、、中学生の頃、新潟県の実家でカルプリさんをホームステイで受け入れしたことがあります。
ふと、カルプリさんはお元気かと思い、ネット検索したらこちらのブログにたどり着き、変わらぬカルプリさんの凜としたお姿を拝見することができてとても嬉しくなり、コメントいたしました。
ありがとうございました。
投稿: Yuki | 2018年3月24日 (土) 15時04分