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2015年9月

十六夜

十四十五十六月
一昨日の名月の前夜、空には限りなく満月に近い月がかかった。翌日もこんなふうに晴れますように、美しい月が見られますようにと、名月を待ちこがれる前夜を待宵(まつよい)というのだそうだ。14夜、15夜、16夜と続けて月を見ることができた。特に今日の月はスーパームーンということで、思わず手を合わせてしまった。

縁側から毎夜ビールを片手に月見をできる幸せに酔いしれている。おひとりさまの生活もいいもんだ。
明日は立待月、明後日は、居待月、見たいものだが、どうなることやら、、もしかして雲隠れしてしまうかも、、雲隠れといえば、紫式部の歌で百人一首にも選ばれている一首がある。

「めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜半の月かな」

月夜に懐かしい人の姿を見たのである。声をかけるほどの距離ではない。それに、、、、近づくには、ためらいがあった。懐かしい人って誰?もしかして、、、おひとりさまの秋の夜は、どんどんと想像が膨らんでくる。

ところで、紫式部って、恋多き女性だったんだろうか?

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ゲルニカ

今日は、夏物の洋服をクリーニングやさんから回収して、洋服の整理をしてから事務所に来て、写真の整理をした。今夜は仲秋の名月。楽しかった夏が終わった。



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ビルバオから車で45分のところにゲルニカはある。スペイン内戦中の1937年4月26日、フランコ軍に味方するナチスドイツの空軍機がゲルニカを襲った。無差別爆撃により2000人以上が死傷し町は廃墟となった。



パリでゲルニカ空爆の一報を受けたピカソは、パリ万国博覧会のスペイン館で展示される予定の壁画を制作していたが、急きょテーマを変更してゲルニカを題材にして「ゲルニカ」を描きあげた。戦争の恐怖を描いた作品は、ニューヨーク近代美術館に移管されていた。



フランコの死後スペインに返還されて、この絵はマドリッドのソフィア王妃芸術センターに展示されている。10年前にマドリッドに寄った時に、この作品を見た。作品の前に大勢の人がいてゆっくりと観ることができなかったことを覚えている。今回は、ゲルニカ平和博物館の壁画と館内の写真でゆっくりと観ることができた。565
館内には、ゲルニカ爆撃で破壊された建物のがれきや家財道具が陳列されて、当時の写真も展示されている。567



白黒の絵には、人間のような目を持った闘牛の頭、その下には空爆の犠牲となった子供を抱えて泣き叫ぶ母親、狂ったように叫ぶ馬、天を仰ぎ救いを求めるもの、左下で倒れている人物はピカソ自身だそうだ。
戦争はいつの世も悲惨で無残だ。戦争はあってはならない。

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ビルバオその7

敬老の日、お彼岸、シルバーウィークが終わった後の25日、26日と2日間、目いっぱい働いた。後見と遺言執行の仕事で、銀行に行ったときのことだ。若い人たちの応対に「えっ!どうしてこんなにきりきり声で話すの?もっと優しく話してよ!貴女たちの喋りって、なんでこうなのよ!」と、心の中でつぶやきながら、銀行から帰ってきた。次にこんな若者がいたら、「お願いだからもう少し優しく話して!」と、言ってみたいものだ。

ブータンかぶれかもしれないが、この国の若者がなんとなく優しさにかけているような気がする。ビルバオでもゆったりまったり過ごしたので、そのせいかもしれない。とにもかくにもこの国は、忙しい。

今日は、久しぶりに2つの施設に行ってきた。自宅で寝たきりで過ごしていたAさんは、施設の介護士さんや精神福祉士さんのお陰で車いすで、食堂まで来られるようになり、ひとりでお食事もできるようになった。「私は大丈夫よ、後のことよろしくね!」

Bさんは、足腰がしっかりしているので、施設から外出許可をいただいて、お買いものに。「先生、ありがとう!外の空気が吸えてうれしいよ!」「私もBさんが元気でいてくれてうれしい!」因みにBさんは私の亡くなった次兄と同じ年齢、お兄ちゃんのような気がしてきた。事務所に戻ってきて、ビルバオの写真を整理した。写真をみているとほっと、する。482

馬とのツーショット。見て!この馬の優しい目。478

幸せって、こんなかな467

皆、幸なんだ。505

犬も幸せ。536

豚も幸せ。553

この地方の豚は豚箱には入らずのんびりと草原で過ごし優雅にドングリの実を食べる。542

村中の家が、石で作られている。素敵だ。















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ビルバオその6

時差ボケに時差がありてぼけたかな

スペインから帰ってきてじわじわと時差ボケになっている。以前はこんなことなかったのに、、、夜中に目がさえて、昼間眠くて、、とほほ状態だ。

ありがたいことに、留守の間に溜まっていた後見と遺言と遺産整理の仕事が山のようにあったので、なんとか今日を迎えられた。

やっと、ひと段落つき写真を整理して、娘と、孫娘、私の顔写真を見ている。遺伝子の改良に取り敢えずは成功したようだ。291
ママによりかかり、口をへの字にして、早く写真とってよ!294_2
ママのほうが綺麗でしょ!307

そうね!でも、おばあちゃんのほうがもっと、、、、315
えっぇ、えっえ、、、、400

そうです!世界でいちばん美しい人は、おばあちゃんです。411
惚けたかな、、、、










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ビルバオその5

だんだんと時差に慣れて来たのか、怖い夢は見なくなった。ビルバオの古い家にいると300年前に、タイムスリットしたら、どのような生活をしていたのだろうか?なんてことを想像してしまう。惚れた亭主に仕え、出来の良い子供達に恵まれた幸せな主婦だったに違いない。「禍福はあざなえる縄の如し」待てよ!今生は辛い人生かもしれないが来世は、、、

窓を開けて深呼吸!窓の外にはソフィアが馬と遊んでいる。「今、私は幸せなんだ!」

馬との相性が抜群!

この馬は22歳の雄。穏やかで悠然としている。野外で過ごしているので長生きしている。

この馬は3歳の雌。仕草が可愛い。


ソフィアは乗馬して森の中に。

ここのお家の長男と長男の彼女が、甲斐甲斐しくソフィアの世話をしてくれる。「可愛がられて育てられた 子供は信頼することを覚える」。

「バンボノス!(さあ〜行こう)!

犬も一緒、みんな一緒がいい。

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サン・セバスティアン

フランスの国境に近いサン・セバスティアンへ。



中世にサンティアゴ巡礼の中継地をして栄えた町で「ビスケー湾の真珠」と呼ばれている。ビルボアから車で1時間のところにある。

展望台からのコンチャ湾の眺めが素晴らしい!

気温は20度、風が心地よい。

スペインとフランスの2つ両国に文化圏がまたがるこのバスク地方は、スペインのなかでもグルメな地方として有名。2015年に選ばれた三つ星レストランが3つもある。旧市街地にはバルが軒を連ねている。

ビンチョスはバスク地方のおつまみだ。

どれを食べても美味しい。

バルは、スペイン人にとっては社交場だ。バルに入るときは、先ずは、「オラ!」そして「ウナ・セルベッサ、ポリファボール」
ビルバオは、バルの激戦地だ。ピンチョスのコンタストがあり、素材や盛り付けの斬新さや洗練さが競われる。受賞歴を誇る有名店はいつも賑わっている。

旧市街にはバル巡りを楽しんでいる人達が。ピンチョス発祥の店には、カウンターに創意工夫を凝らしたピンチョスが所狭しとと並んでいる。この国の人達はよく食べる。そしてよく喋る。幸せそうだ。「人生は楽しむためにある!」

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ビルバオその3

ビルバオ市内から車で走ること約50分、今日からお世話になるお家に到着。この家のお母さんは、娘がローマに留学していた時に同じアパートに住んでいた友人の幼友達

正恵は、15年前にこの家で夏休みを過ごした。この家は築300年、奇しくも3週間前にブータンでおせわになった家と同じように古い。


ソフィアは昨年の夏休みにおじゃましている。この家の息子達が出迎えてくれた。この家には、犬が2匹、猫1匹、馬が三頭いる。動物大好き人間のソフィアにとっては天国。

犬から大歓待を受けることに。

なんてこった!
この孫娘は前世において犬だった⁉️

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ビルバオその4

時差になかなか身体が慣れない。その為、眠りが浅いからか、仕事で失敗した夢を見てしまう。日本にいる時には見ないような夢だ。振りかえれば、40年以上仕事をやっていて、数え切れないほど失敗をしている。「もう駄目だ!」「コケコッコ〜〜!」夢でよかった。

部屋の窓を全開して思い切り空気を吸う。チベツト、ラダック、ブータンで繰り返し見た輪廻転生図の地獄、餓鬼、畜生の絵図の所為かもしれない。思えば、人を恨んだり、妬んだり、憎んだり、威張ったり、怒ったりして来た。閻魔様のお裁きに、夢の中であっているのかもしれない。

気分を変えて朝の散歩に出かける。

庭には人の手が入っていない自然のままの林檎の木。りんごも小粒だ。長野の林檎とは色も大きさも違う。


イチジクの木は実をたわわなにつけている。完熟したイチジクをもいでいただく、優しい味だ。

散歩から帰ると、犬がすり寄ってきてくれた。来世は、犬に生まれ変わるのかな⁉️


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ビルバオその2

午後2時は、ランチタイムだ。スペインでは昼にタップリと時間をかけて食事をする。このビルバオには、有名なレストランが軒を連ねているようなので、レンタルした車を道路に駐車して、レストランを覗くことに。

10月12日に満10歳になるソフィアはカメラでレストランの店先を撮影。誰に似たのかやんちゃ娘だ。

混みあって行列の出来ている店に並んで入ることに。

これが前菜。殆ど野菜。

魚はと鶏肉。魚は鱈だ。カンタブリア海に面しているので魚介類が豊富だ。一口頂いて、「ムイ〜!ビエン!」美味しい〜〜!

デザートのアイスクリームとコヒー。とにかくここの国の人達は、よく食べてお喋りをしてと、昼食を楽しんでいる。
今回は、むすめの正恵が「グラナダで今やっているレストランてマサエが軌道に乗ったら、次にはビルバオにレストランテマサエの姉妹店を作りたい!」「いいね!じゃあ、行って見よう!」ということでやって来た。

美術館の広場の斜め前に、開店工事中の寿司屋が。覗いて見る、凝った内装なので、もしかしたら中国人が経営者かも?実は、グラナダにある大きな日本食のお店の経営者はお金持ちの中国人なので、ここでも、、、財力では、中国人とでは競争にならない。「一生懸命に働いてお金貯めないとね」「そうだね!」夢は持たないと実現しない。今生で実現しなくても来世があるから、頑張って働こう!

寿司屋さんの前からの眺め。一等地だ。

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ビルバオ

マラガのホテルにチェッインできたのは、スペイン時間で夜中の12時30分シャワーを浴びて、床についた。時差が7時間だから日本時間だと朝の8時。眠れない。

9月1日朝、8時にホテルを出発。空港近くに車を預けて、マラガの空港へ。孫娘と娘との夏休みの恒例の旅に出かける。今年は、北スペインのバスク地方だ。

11時15分、定刻通り離陸のはずが、12時なっても飛び立たない。整備が終わっていなかったらしい。12時30分ビルバオに向かって離陸。ブータン人と同じでスペイン人ものんびり、ゆったりだ。搭乗時間約1時間30分ビルバオの空港の滑走路に無事に離陸。乗客等が拍手して、「ムイ、ビエン!」(いいね、やったね)。大らか人達だ。地中海に面したモロッコに近いマラガ(地図で見るとスペインの下の方から、フランスの国境に近いピレネー山脈の麓のビルバオへ、下から上に飛んできた。鹿児島から知床まで、と、言ったところだ。

ビルバオは、ビスケー湾に開けているために、かつて鉄鋼・造船の町として栄えたが、20世紀末には重工業の衰退に伴い深刻な不況におちいった。そこで都市再開発プロジェクトにより1997年に造船所跡地にグッケンハイム美術館が完成。


美術館の右横にはビルバオ川に架かる斬新なスビスリ橋が。ビルバオ空港を設計したスペイン人の建築家サンティアゴ・カラトラバによるものだ。「へ〜!こんな色の橋、初めて!」

橋の下を覗くと、整備された道路と緑の芝生が。


ニューヨークに本部を置くグッケンハイム美術館の分館として1997年に開館。光を反射して変化する外観は、それ自体がゲンダイアートなんだそうだ。ガウディの建物も変わっているけどこの建物も負けず劣らずと、言ったところだ。

美術館前の広場には花でできた「パピー(子犬)」が置かれている。「毎日の手入れが大変だろうね!」

ソフィアと並んで「ハイ、チーズ!」今年の夏休みもソフィアと過ごせることに感謝!

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マラガへ

8月31日、母の命日だ。母は平成7年に亡くなったので、今年は、平成27年だから20年過ぎた。過ぎてしまうとあっと言う間だ。中学生と高校生だった子供達は、おじさんとおばさんに、そして私は、前期高齢者になった。

本来であれば、田舎に御墓参りに行くのが一般的だが、私は行かない。何故なら、母は千の風になって、東京にいる私と次男、スペインにいる長女、アメリカにいる長男のところに行って私と彼らをはげましてくれている。「やりたい事を精一杯やりなさい」母の遺言だ。

遺言を忠実に守って、私は、31日午前11時パリ行きのエアーフランスに搭乗、パリに向かう。

娘が予約してくれた席は、足が思いきり伸ばせる。ちょっと贅沢だ。「もったいないなぁ〜!でも、まあ、いいか!年金受給者なんだから」

お隣の席には上品な日本人のおば様。彼女は、若い頃にロンドンに留学、そこで出逢ったフランス人と結婚。私の長女と同じ歳の息子さんが一人、息子さんはパリに住んでいて、彼女とご主人は、日本に住んでいるとのこと。
パリのお家と日本のお家を行ったり来たりして、生活を楽しんでいるらしい。

彼女と愉しくお喋りしながらちょっと贅沢な食事をいただく。朝3時に起きたのと、美味しい赤ワインのお陰で、眠気が襲ってきた。

ぐっすりと寝た後は、映画鑑賞。極楽、極楽。

飛行時間約11時間、パリに到着。乗り換えしてマラガに。自宅を出てから約1日。スペインは遠い。

孫娘と娘がマラガの空港まで迎えに来てくれた。「おばあ〜〜ちゃん!」日焼けした孫娘がゲートのさきに、「ソフィア〜〜!」疲れが吹っ飛んだ。

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