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2015年5月

あん

人はこの世を見るために、聞くために生まれてきた

今日は、久しぶりに銀座で昨日封切りになった河瀬直美監督の「あん」を見てきた。満開の桜で始まり桜で終わった。ワカナ役の内田伽羅さん(樹木希林さんの孫娘)少女から乙女に1年で成長している姿から、この映画が時間をかけて丁寧に制作されたことが伝わってくる。 満開の桜、新録の桜、紅葉の桜がスクリーンいっぱいに広がって来て、河瀬監督の感性がいたるところに見られた。

単調な日々を過ごしていたどら焼き屋の雇われ店長と、粒あん作りが上手い謎の老女との交流を描いた静かな人間ドラマ。実は、老女は元ハンセン病患者、撮影は実際に元ハンセン病患者が暮らしてい,る国立療養所多磨全生園で撮影された。全身ガンを公表したいる樹木さんの演技は胸に迫って来て激しい鼓動に。

彼女は、「遺作になるかも」と言っていたとか。孫娘にその生き様を伝えている。羨ましい限りだ。

因みに、伽羅さんは、お祖父さんが内田裕也(ロックの神様)、お祖母さんが樹木希林さん、お父さんがモトジャニーズの元木さん、お母さんがモト女優の内田ヤヤコさんという血筋、そしてアメリカンスクールで学び、ロンドンの中学に留学、世界中のセレブの子供達と一緒に学んでいる。目元と口元がお父さん似で、爽やかなお嬢さん。加えて、真の強い性格、日本を代表する女性になってほしい。

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レストランテマサエその4

青い空白いテーブル白いイス

グラナダには梅雨が無いらしい。昨日お店の前の道路にテラスがオープンした。向こう三軒両隣、隣りと真向かいとその隣と合わせて4軒の飲食店がテラスをオープン。マサエのところは白いテーブルとイス、お隣は赤いテーブルとイス、真向かいはクロのイスとテーブル、その隣はクロと、道路に花が咲いたようだ。

スペインは不景気だ。若者の就業率が50パーセント近いと言われている。不景気なんだからもっと暗い顔して倹約して清貧の暮らしをするべきでは、と思うのだが。なんでだろう、なんでかな?

この国はキリスト教の国、「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。」あなたがたのうちのだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。聖書のみ言葉のように生きているのかもしれない。

今日1日楽しんで過ごそうというこのなのか、家族友人知人達と、「何をそんなに話すことがあるんだろう!」とにかくよく喋り、よく飲み、よく食べる。それも長時間かけてだ。

暖簾を下げた後は、後片付け。

さて、今日の昼の売上は?

この3つの面がしっかりと見守ってくれている。日本の私の親友の旦那さんからのプレゼント、私と正恵の宝物だ。

そしてもう一つの宝物は、丸山海苔店の海苔箱。この箱は、正恵がローマで料理の修行をしていたときに、丸山さんからいただいたものだ。日本の一流の寿司店で使われている海苔。ローマからグラナダへ、グラナダのなか3度の引っ越、ずーと一緒。

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レストランテマサエその3

時差ボケとはこうゆうことかとボケて知る

朝早く目が覚めてしまう。昼間は眠くて仕方ない。このままのこの様な状態が続いてしまったら本ボケになってしまう。惚けの症状のひとつに直前のことは忘れてしまうことがある。2週間前のスペインの娘のことを思い出したので、未だ惚けてない。ボケたらアカン。


マサエの料理、この器は今回私が日本から持っていたもの。

沢山のスペイン人が日本食を食べに来てくれている。

箸を上手に使ってお寿司を食べている。

大きな桶のお寿司が次から次へとテーブルに運ばれる。

ちらし寿司も。



大盛りの野菜天ぷら



牛のタタキ、ゴマだれ、ポン酢、ツユ付き

若い人は、唐揚げ

焼きそば、ラーメン、餃子、カツ丼が若者に人気。事情があって閉鎖しているグラナダ駅前の最初の店が再開となったら、ラーメン屋をやりたいものだ。

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青嵐

夏本番ちょっと手前青嵐

雷と強い雨で引戸門前の坂道が綺麗になった。青嵐のお陰だ。今日は町会の資源ゴミ回収の当番、昨晩から回収箱を組み立て道路の脇に並べた。カン、ビン、ペットボトル、新聞紙、雑誌、段ボール、書籍等の資源ゴミは、回収車が来て持って行ってくれるのだが、それ以外のゴミはそのまま放置される。ゴミ当番は残されたゴミを自宅に回収して、燃えるものと燃えないものを分別して翌週に捨てる。

これはひとり暮らしの高齢者には少々重荷だ。歳をとったら一軒家のひとり暮らしは厳しいかな?



我が庭の可憐な花達


ゴミ回収車が今日はなかなか来てくれなかったので、時間がたっぷり、お陰で草取りが出来た。


夏みかんが熟れて落ちそうだ。

今年は枇杷も収穫できそうだ。

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万緑

万緑の中や吾子の歯生え初むる(中村草田男)

朝がた、激しい雷の音と屋根を叩く雨音に目が覚めた。時差ボケがやっと解放される寸前だっので、がっかり。お陰で昼間は、なま欠伸のオンパレード、眠い。今日は早めに仕事を済ませて自宅に帰ってきた。我が家の庭は、青葉、若葉が満ち満ちている。




庭を眺めながら飲むビールは美味しいが、好きな人がとなりにいてくれたら、より一層美味いだろうな!ちょっと欲張りかな。

この季節にピッタリの名句を思い出した。我が孫の歯が生えてきた。「白い歯が万緑に美しく映える」確かに、実感あり。この名句をきっかけに、万緑という生命力あふれる夏の季節感をあらわす季語となったとのこと。


昨年、比叡山に行った時にいただいてきた山椒もここの土に馴染んでこんなに大きくなった。

朝がたの雨のお陰で夕がたの緑が鮮やかだ。

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風光る

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レストランテマサエその2

暖簾をくぐったらそこには、マサエの看板

トビラを開けると正恵が魚をさばいている。

包丁を握っている娘の手は、職人の手。蝶よ花よと大切に育てたはずだったのに、、、

抹茶色の壁には、私が日本から運んだ着物と絵が。

宮島とさくらの写真。

トイレは、車椅子で入れるように広いスペース。

ウェイターの制服も抹茶色

店の中は、店にかける正恵の思いと覚悟があちこちに見られる。

ここでは、オーナーシェフとして厳しい顔で働いている。今度こそは、失敗するわけにはいかない。


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レストランテマサエ

森で眠りから覚めた老女は町へ

熱も下がりお腹も空いてきたので、町に。

東京の銀座で言えば、和光と三越の交差点あたり。

シエスタの時間なので、閑散としている。この国は、実にノンビリしている。勤勉が美徳とされている国にドップリと浸かっている人間としては、いささか戸惑う。

この日は日曜日。カソリックの教会からはミサを終えた老夫婦が仲睦まじく歩いている。日曜日は、デパートも有名ブティックもお休み。

町には掃除している女性が。

ホテルとレストランは営業している。


ホテルの先には、

夢にまで見た正恵の3軒めのお店がある。

さくらの花びらが壁に描いてあります。6月に入ると左側のオートバイと車があるところに白いテーブルと白い椅子を置いてテラス席にします。なにしろ、ここは湿気がないので、夏でもさわやかで外でのランチが人気なのだ。

正恵の暖簾、日本で染めて私が持っていっ暖簾だ。「もう少し低い位置にさげるんじゃないの!」「うん、日本ではそうかもしれないけれど、こっちの人は背の高い人が多いから」「ふ~ん!」

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グラナダの風

電話なしテレビなし新聞もなし

数年ぶりに服用した風邪クスリが効き過ぎたようだ。スペインの風邪薬には睡眠薬が入っているのだろうか、 寝ても寝ても眠い。電話はなしテレビはなし新聞もなし、時間が止まったようだ。仕事の夢を見なくなった頃、熱も平熱に戻った。眠むけから解放された。

階下のリビングに行くと飼っている2匹の犬が、私に飛びついてきた。犬を連れて、数日ぶりに外に出た。太陽が眩しい。


ジャスミンの香りを連れたグラナダの風は心地よい。

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悪夢

失敗失敗の夢ばかり

高熱と時差のお陰で、時の経つのも忘れて眠りこけた。次から次へと夢を見た。仕事で失敗したことばかり。権利書無しで、登記申請してしまったり、登記申請しなければならない日にちを間違えたり、それから、それから、、、日本にいる時は、こんな恐ろしい夢はみないのにどうしてだろうか?

娘が、梅干しの入ったお粥を作ってくれた。「大丈夫?頑張って全部食べてね!食べないと風邪治らないよ!」「うん、分かった!」待てよ!私が子供の頃に、母が私に言った台詞だ。娘と母が入れ替わっていた。

娘が昔母がやってくれたように身体をさすってくれた。たまには風邪をひくのも悪くはない。恐ろしい失敗も夢でよかった。

部屋から見えるグラナダの空は青い。遠くに見えるシエラネバダ山脈にはまだ雪が残っている。「東京には空がない」と、高村智恵子は言った。東京にいると、いつも忙しなく動いているので、空を見ているゆとりがない。 ここでは、日がな青い空を眺めていた。


空は広い

爽やかな緑と黄色の花と、紺碧色の空と、東京の戻ったら、もっともっと空見たり、風を味あう暮らしをしたいものだ。


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風薫るクラナダ

風邪薫グラナダにて風邪をひく

5月といえばバラ、「5月のバラ」という題名のシャンソンがあったということを思い出した。昔好きだった男と始めてカラオケに行ったときに、彼が唄った曲だったことも思い出したが、残念ながらフレイズは思い出せない。グラナダには青い空の下に真紅の満開のバラがいたるところに咲き乱れている。バラを見たさにグラナダにきた。




4月20日に事務所の引越しを済ませ、4月29日は1泊2日で、姉と私の仲良し2人と箱根離宮にて優雅に食事と温泉で英気を養っていたのに、パリゆきのエアフランスの機内で突然悪寒に襲われてしまった。

やっと辿り着いたマラガの空港には娘と孫娘が迎えに来てくれていた。顔を見てほっとした途端に、目眩が。家に到着すると、すぐにベットに。65歳にして始めての体験。まる2日間「眠る森の老女」

「この私が風邪をひいて寝込むなんて、情けない!」

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