カンボジアスタディーツアーその2
すべてのものは平和のためにある
今回のカンボジア訪問は、かんぼれん(カンボジアの友と連帯する会)に所属するTさんに「麻子さん、カンボジアに一緒に行きませんか?麻子さんのお友達のYさんも行きますから」というメールのお陰で、実現しました。
「かんぼれん」は、2003年に発足、カンボジアの人々と意見を交わしながら、教育、保健、農村開発など彼らにとって優先度が高いと思われる支援をして、カンボジアの友と連帯して活動をしています。カンボジアには、JSCというカンボレンの支援をサポートしてくれるイエズズ会のNGOが、プノンペンを含め4ヶ所の事務所があります。
初日に、カンボレン代表のボネット神父さまから、「この旅では、すべてのものは平和のためにある。ことを、学んでいきまし~!」とのお言葉をいただきました。日本のなかで、日々の生活に追われている私にとっては、衝撃でした。
カンボジアは、植民地支配や長年の内戦で、約1,000万個の及び地雷が埋められ、今でも地中には600万個の地雷や不発弾が人々の命や生活に被害を与えています。今回、少しですが、戦争によって傷ついた人々とのふれあいを通して、平和の大切さを学ぶ旅になりました。
始めの訪問地のプノンペンのステンメンチャイ地区のごみ捨て場跡地では、日本人女性が支援活動をしていました。彼女の活動拠点となっている母親センターで活動の説明を受けました。
一般的にアジアの高温多湿の国の男達は、勤勉でないようです。この国もご他聞にもれず、貧しさに耐えられない父親は、女子供を置いて家を出ていくケースが多いとのこと。建物の一階には、アイス工場があります。ここで作ったアイスを売るための屋台の貸し出しをしています。但し、女性のみです。女性の経済的自立の支援をしています。お母さんたちは働いている子供たちの保育所、給食室もあります。お母さんたちは、1ヶ月300ドル以上も稼げるようなっています。因みに、なぜ男性には屋台の貸し出しをしないか、というと、男は日銭が入ると、酒や女に走っていってしまうからなんだそうです。
「母子家庭だった母親が稼げるようになると、再婚相手がでてきて、子供に新しいお父さんができるんです。Aさんの話に、稼げるようになっても、再婚相手が出てきていないわが身のことを振り返り、思わず、「なんでやねん!」そこに、ボネット先生のお言葉が!すべてのことは平和ためにある。
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