日々が勝負
能の修養は、終生、日々が勝負。楽をすれば地芸はいつしか衰え、たゆまず刻苦を重ねれば至高の名手に成長する。
昨日の日本経済新聞の夕刊に「梅若万三郎が隙のない芸」との見出しで、私が習っている能楽師の家元が絶賛されてました。
4月19日に千駄ヶ谷にある能楽堂に、友人を誘って出かけました。お目当ては、万三郎先生の「江口」です。能の中で、「江口」は難曲と云われているそうです。60の手習いで始めたお謡のお陰で、まさに「石のうえにも3年」このことろ、なんとなく能、狂言の世界は、「とんでもないほどふか~い世界なんだ!」ということが解ってきました。
とにかく本物に多く触れることが肝心。機会あるごとに見にいくことにしています。
新聞の記事です。
品位高雅な万三郎は、後半、遊女の舟遊び以降が圧巻。一挙手一投足隅々まで整える集積の上に余得としての格調や情緒が漂う。聖俗二面を映すこの名作は万三郎によってこう演じられるのを待っていたかのようである。
昨年のお謡のお楽み会では、私は「猩猩」のシテを、なんと至高の名手に後見になっていただいたのです。それはそれは「すご~い」ことだったんです。もうひとつ宝物が増えました。
司法書士の仕事も日々が勝負、さあ~!今日もこれから後見人の仕事で特養老人ホームに行ってきま~す!
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