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遺産整理業務委託契約

ある日のことです。アリさんが事務所に見えました。
「先生、オヤジが亡くなりました。銀行の貸金庫の中に先生の名刺と権利書があったので、伺いました」「それはご愁傷さまです。どのようなお亡くなり方だったんですか?」「午前中仕事して、家に戻ってきて部屋のソファーで、倒れていたんです。救急車で運んだのですが、、、亡くなりました。」「お父さんらしい、良い死に方でしたね、羨ましいです、私もそんな死に方を願っています」「先生、俺は、これから何をすればいいんですか?まさか、オヤジが死ぬなんて、、 、うちは、なんでもオヤジが仕切っていたんです、俺は何にもわかんないんです。」「ご立派なお父さんでしたから、、、ところで、お父さんは、遺言書を書いていてくれましたか?」「以前、先生の勉強会に出席して帰って来た時、遺言書を書かないと、ということは言っていました。」「そうですか!貸金庫の中か、仏壇の引き出し、お父さんのお机の引き出しとかに遺言書が入っていませんでしたか?」「捜してみたんですけど、ありませんでした。」「そうですか!それでは、明日、お父さんの死亡が記載されている戸籍謄本とアリさんの戸籍謄本を、区役所の戸籍課で取得してお持ち下さい」

1週間後、アリさんと一緒に近くの公証人役場に行きました。アリさんのお父さんの遺言公正証書の存否を検索してもらいました。残念ながら、遺言書は作成されていませんでした。「誰にやる迷っていると時間切れ」でした。

「アリさん、次は相続人の確定をするためにお父さんが生まれたときからの戸籍を集めて下さい。それから、相続税の申告を10ヶ月以内にしなければなりません」「先生、俺は仕事があるんで、全て先生にお願いします、税理士の先生も紹介して下さい。」わかりました、それでは、遺産整理業務委託契約を締結しましょう」


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