相続周辺業務
やしきたかじんさんが1月3日に、食道がんでお亡くなりになったとのことです。64歳でした。私と同じ学年です。同年代の友人達の訃報を受けることが多くなりました。友人、知人が次ぎから次へとあの世に引っ越して行ってしまいます。
年齢のせいか、はたまた職業病なのか、他の人より「死について」鈍感になっているようです。人の死から始まる相続に関する業務が多くなってきています。「相続が争族」になってきています。その所為で、相続周辺業務が拡大しています。「風が吹けば桶屋が儲かる」(不謹慎です)
さて、アリさんのお父さんの生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本の取得作業は、お父さんが2度転籍、改製元戸籍の焼失、等、約1ヶ月もかかりました。昨今の個人情報保護の観点から、戸籍謄本、住民票の取得が厳重になっているからです。
想定外の問題が起きました。なんとアリさんに、腹違いの妹がいたのです。お父さんには、お母さん以外の女の人の間に女の子がいたんです。お父さんは認知していました。非嫡出子です。相続人はお母さんとアリさんと妹さんと3人となりました。
アリさんのお母さんは認知症で、介護施設に入所しています。お父さんの死んだことも、アリさんに妹がいたことも知らせてありません。「呆けてしまうことは神様のご慈悲です」ということかもしれません。「生老病苦」の苦しみから解放されつついるからです。
相続税の申告まで、あと9ヶ月しかありません。お母さんを被後見人とする後見人の申し立てをしなければなりません。相続財産の調査と妹さんへの交渉も並行していて行わなければなりません。後見の申し立ては司法書士に、税務申告は税理士に、遺産分割は弁護士に依頼することになりました。
ところで、大阪の橋下市長がやしきじんさんのことを、涙ながらに語っていました。「彼は、優しかった、そして強かった!」最高の送る言葉です。「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく価値がない」
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コメント
麻子さ~~ん 本年もよろしく!!
スペインの滞在もあと数日ですね。
お嬢様もお孫様もたくましく成長なさって心から尊敬しております。
いつか麻子ちゃんとグラナダへ行き「MASAYO」へおじゃましたいのでよろしくお願いします。
時は色々なことを解決に導き魅力あるものにしてくれます!
11日に元気でお会いしましょう。
投稿: SEI | 2014年1月 8日 (水) 23時29分