« 増上寺の薪能その1 | トップページ | レーナ・マリア »

薪能その2

妻の枕辺に清経の亡霊が。

大きな松(生松)を背景に、この日のために設置された能舞台では、「平の重盛の三男の清経邸で、ひっそりと暮らしている妻のもとに、夫の自殺を知らせる使いがやってきて、形見の品として清経の遺髪を届ます。なぜか、妻はその遺髪を受け取らず返してしまいます。」第1話の始まりです。
その夜泣き伏してまどろんだ妻の枕辺に清経の亡霊が現れました。亡霊の清経さまを演じておられるお方は、私が習っている謡のイケメン先生のお父様の梅若流のお家元なのです。
この日は、いつも女子会のメンバープラス7名、総勢15名で前の方の良いお席で、亡霊の清経さまを拝見いたしました。040
第2話です。
妻は、自分だけ残して自死した夫を責めます。夫は、遺髪を返えしてしまった妻を恨みなじります。
第3話です。
清経が、なぜ入水に至ったかを物語ります。苦しみの続く現世より極楽往生を願って入水、が、しかし、、、死後に落ちた修羅道でも、この現世と同じ戦乱の苦しみが待ち受けていました。「入水の際にとなえた念仏の功徳で往生できた。」と、語って清経は消えていきます。
お家元がとにかく素敵なんです。気品があって、声に艶があって、、、、こんなに素敵な亡霊だったら毎晩夢枕にでてきてほしいものです。

|

« 増上寺の薪能その1 | トップページ | レーナ・マリア »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 薪能その2:

« 増上寺の薪能その1 | トップページ | レーナ・マリア »