祈りの旅
インド最北の祈りの大地ラダック
今回の旅は、チベット仏教の僧院を巡る旅でした。僧院の入り口には、マニ車があります。このマニ車を右回りにまわしてから僧院にはいります。右のお坊さんが、レーの空港に迎えに来てくれて、旅のガイドさんをしてくれました。

靴を脱いで、僧院に入ってすぐに壁画が目に飛び込んできました。「六道輪廻図」です。もの本のよりますと、「輪廻」とは「全ての生きものは、迷い世界である三界六道で生死を繰り返す」という思想で、「輪廻図」はその生きものの世界を描いているものだそうです。
中心の円の中にいる動物は、下が豚、右横が蛇、左横が鶏です。豚は「無知」、蛇は「怒り」、鶏は「欲望(貪り)」という三毒の象徴。次の円は左右に分かれています。これは、人間が「悪と善の世界」で生死を繰り返していることを示しているのだそうです。
三っ目の大きな円は「六道」、「天・阿修羅・人間・畜生・餓鬼・地獄」の六つの世界。「無知、怒り、貪り」の三毒煩悩が、人間を苦しみの中に引きずりこむ根本原因である。この「輪廻転生」から脱するには、何をしたらいいのでしょうか?
ガイドさんの説明を聞いていて、「豚が無知」、「無知が毒」、えっ!どうしよ~!??僧院巡りの間、ず~っと頭のなかで「輪廻」していました。とりあえず、今日から豚は食べないようにします。無知からの脱出は、まず豚肉を食べないことですかね~!?
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