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花落つる

052 春暁  春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多小

 先日、湯島聖堂にご縁のある方から漢文検定試験の「寺子屋編テキスト」をいただきました。昨夜の雨と風のお陰で戴いたテキストのことを思い出しました。
この詩の題は「春暁」、作「孟浩撚」。詩の意味は、春の夜明け 春の眠りは心地よく、夜が明けたことにも気づかない。あちらこちらから、鳥のさえずりが聞こえてくる。昨夜の風と雨で、咲いた花が、どれほど散ってしまったことだろう!因みにこの漢詩は700年頃に作られたとのことです。「詩人」は素敵ですね~!
 詩人といえば、一昨日銀座で、イタリア映画「ある海辺の詩人」を観賞しました。主演男優は、実生活でも詩集を出版している本物の「詩人」だそうです。舞台は「小さなヴェニス」と呼ばれているキオッジャ。異国の地からやってきた2人の出会いと別れの物語。主演の中国女優の姿に、スペインのグラナダで頑張って働いている長女の姿が重なり、涙が止まりませんでした。
 人生には出会いと別れがある。でも、どんな時でも、どんな場所でも心の拠りどころはある。あなたを必要としてくれる人がいる。冷たい風が吹く海にも、あなたを温める小さな灯りがある。大切な人との別れに直面しても、ともった灯りは決して消えることなく、あなたを灯し続ける。

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