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認知症

毎日がアルツハイマー

一昨日、7月14日から公開される長編動画「毎日がアルツハイマー」の関口祐加監督のお話とそのダイジェスト版をテレビでみました。認知症のおかあさんが、「わたす(私)ボケた~ボケた~!」と歌う。「銀行の通帳と印鑑がないない!盗られた!」と騒ぐ。夜中にごそごそと箪笥の引き出しをなにかを探している。

今、私は認知症になってしまっている方達の「成年後見人」をしている。なぜかすべて女性である。私の仕事は彼女達の「財産管理と身上監護」である。親族でないために(身上介護ではない)深くかかわることはない。が、なんとなく母親が認知症になった娘の気持ちはわかるような気がしていた。

このところ、父母が認知症になるまえに亡くなってしまった私には、正直言って「認知症の親をもつ娘の気持ち」は理解できないことが、多々あった。そして介護したことのない私に「成年後見人」の仕事ができるのだろうか?と一抹の不安を覚えていた。

しかし、そのことは杞憂だった。関口さんは話した「介護の極意」の「ちょっとっと引いてみること、人生は近くでみると悲劇でも、引いてみると喜劇」(チャプリンの言葉)。もしかしたら私のような人間が一番「成年後見人」にふさわしいのではないか。

私も関口さんと同じように、認知症の彼女達とせっするときは、「深刻なときは流す、ふざけたら乗っかる、ときどきもたれる」を心がけている。今日、生活費を渡しに行くAさんはとてもおしゃれなので、昨年ナポリのバーゲンで買ったお洋服をきていく。彼女のお家でファッションシーを楽しむことのなりそうだ。因みに今日は「ゴールドのネイル」で、少々派手に。

先日、伺ったBさんは落ち込んでいた。「死にたい!どうしたら死ねるかしら、富士山の樹海で死のうかしら?」「そうね~!いいかもね~!富士山みながら死ぬのもね~!」「でもさ、どうやって甲府まで行くの?」「今の体力じゃ行くまでに死んじゃうかもね!」「そのために体力つけようよ!」ということで、久しぶりにとんかつを一緒に食べて、「果報は寝てまて」(本当は、果報は練ってまて)だから「ゆっくり寝てね!」と、帰ってきた。

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