« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

山茶花

山茶花は咲いてみごとに散っていく

今朝は、ごみだしの日なので、庭の落ち葉を集めて大きなごみ袋にぎゅうぎゅうに詰めて、捨てました。我が家の庭には、びわの木、楠木、橘の木を、それから、、、、名前のわからない木が沢山あります。

お隣の垣根には、山茶花の木があります。ピンクの花が咲いたと喜んでいたら、すぐに散ってしまいます。みごとに「咲くはなよりも散っている!」

昨晩は、五反田のゆうぽーとホールにて、管弦楽と声楽を楽しんできました。公益財団法人そらぷちキッズキャンプ支援特別企画のチャリチィ特別公演とあって、観客は、紳士、淑女の素敵な人達ばかりで、久しぶりに緊張しました。

私は、43年前に群馬の田舎から、東京にでて来て「私は、田舎者」というコンプレックスの塊が、洋服を着て歩いているようでした。そのうち、私だって、、、、と思っていましたが、昨晩は、「こりゃ、無理」。と、諦めました。先日、購入した曾野綾子さんの新刊「老いの才覚」に書いてありました。「年をとるということは、ひとつづつ諦めて、捨てていくこと」。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

寒紅

寒紅や喪中の知らせにじみをり

喪中のお知らせが、続々と着ております。今年もご縁をいたた方たちがお亡くなりになりました。「永眠いたしました。」「天寿をまっとういたしました。」「帰幽いたしました。」「天に召されました。」皆さん、血縁のある人達に看取られての死でした。

先日、「無縁死3万2千人の衝撃、無縁社会」の本を購入しました。この本は、今年の1月に放映されたNHKスペシャル「「無縁社会」の取材班の編著です。

ヂィレクターの板垣淑子さん。「家族が家族を支えることを、社会が支えられるように、誰もが大切にされる優しい世の中であってほしい」。「無縁死は、明日のあなたかもしれない」。ドッキとしてしまいました。今晩、息子に、「母、生きてます」。とメールでもしておきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

柚子の棘

おひとり死静かに痛む柚子の棘

訃報のお知らせを受け取りました。まだ50歳の女性でした。彼女はキャリア女性で元気にばりばりと仕事をこなしておりました。10歳も年上の私の面倒もみてくれるような姉御のよう存在でした。

彼女は、素敵なマンションにひとりで住んでおりました。亡くなった女優の大原麗子さんのように自宅で、ひとりで亡くなっていたそうです。親友が、マンションの近くの交番の警察官に連絡が取れない旨を伝え、管理人さんに、部屋の扉を開けてもらい部屋に入って、亡くなっている彼女を発見したのだそうです。

最近、「無縁死」や「孤独死」の言葉を目にするようになりました。誰にも看取られずにマンションの一室でひっそりと亡くなっていく人が多くなったそうです。おひとりさまの私としては、「ひとりで老いて、ひとりで死ぬ」どのような「おひとり死」になるかな~!と、想像しながら、昨晩は、ひとり湯豆腐のとうふをふうふう言いながらいただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

柚子

柚子の香やゆれる豆腐が目に浮かぶ

大好きな友人からメールにてこんな素敵な俳句が送られてきました。「今、庭からもぎたての柚子を前にして一句」との,さわりがついていました。そこで、私も一句!と、、、、「う~ん!」と、唸っても出てきません。i


今日は、帝国劇場でミュージカル・モーツァルトを観てきました。ミュージカル界のプリンスのと言われている若手のイケメン君にすっかり魅了されてしまいました。踊り、歌、姿と3拍子揃っていて、素敵でした!この作品は、愛と自由、そして音楽を求めた「人間モーツァルト」と「才能の化身でありモーツァルトの影」に焦点をあてて、神童・モーツァルトの姿を描いたのだそうです。大人の俳優に混じって5歳ぐらいの子役の子がとても上手で、可愛かったですよ!スペインにいる孫にその姿が重なってしまい、むしょうに孫に会いたくなってしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ポインセチア

ポインセチア今年もひとり咲いてます。


今年もあとひと月でクリスマスを迎えます。花やさんの店先にポインセチヤの花が燃え立つように並んで咲いています。思わず、一鉢買ってきてしまいました。今年のクリスマスも一人静かに、、、、003

と、ため息をついて、「ポインセチア燃え立つ部屋にひとりをり」という先輩の俳句を眺めていましたところ、息子からメールがきました。「順調です!」と一言添えて、嫁のお腹のなかの赤ちゃんの写真が送られてきました。出産予定日は、12月22日です。という訳で、今年は幸せなクリスマスになりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

百合の花

ありがとうの言葉につまる百合の花

退院の祝いにと、大好きな友人から抱えきれないほどの白い百合の花をいただきました。002

病室には、交通事故で坐骨骨折の人、家の中で布団の端に躓いて大腿骨折の人、椎間板ヘルニアで手術をした人がベットに寝てました。私は、不躾に「たいへんでしたね~!痛かったでしょう~!辛かったでしょう~!」と矢継ぎ早に、声をかけてしまいました。

なにしろ、私はお産のときしか入院なんてしたことがないので、病室の流儀を知らないのです。彼女達は、とまどったようすでしたが、、、皆さん、「歩いてトイレに行けないことが辛い!」と言われました。

今回の短い入院で、自分の足で歩いてトイレに行けることの幸せを再確認しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冬日

病室の窓に落ちりし冬日かな

30年ぶりに故郷の近くの病院に入院しました。人間60年も体を使用していると、使用期限切れの体の部品が悲鳴を上げているんだそうです。今回は、あと20年は使えるようにと、若い腕のいいイケメンの医師に修理をお願いしました。

修理後、ただ寝ているだけで何もすることがありません。ベットから窓越しに初冬の空と、故郷の山を飽きるほど見て過ごしました。

たまには、このような時の流れに身を置くのもいいもんですね!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »